欧州ツアー未勝利のルイス・ウーストハウゼン（南ア）が、マスターズ出場のビッグチャンスを目の前まで手繰り寄せた。

　今季最初のメジャー大会マスターズまで2週間に迫った欧州ツアーのオープン・デ・アンダルシア・デ・ゴルフは現地時間27日、スペインのマラガ、パラドール・デ・マラガ・ゴルフを舞台に第3ラウンドの競技を行った。通算10アンダー首位タイからスタートしたウーストハウゼンが、4アンダー66と順調にスコアを伸ばし通算14アンダーでホールアウト。2位のロバート・コールズ（英）に1打差の単独首位に立った。

「パッティングはタッチが合っていたけど、アイアンはまだまだ修正が必要だ」とトップの座を堅守しても納得いかない様子のウーストハウゼン。「スコアの出るコースだけど、アグレッシブに行き過ぎてつまらないボギーを叩かないようにしないといけない。今日はそれがあったからね」と気持ちを引き締めた。現在世界ランキング60位のウーストハウゼン。勝ってトップ50に入り、オーガスタへの切符を手にする準備は整った。

　その他、通算12アンダー単独3位に地元出身のガブリエル・カニザレス（スペイン）。この日ウーストハウゼンと共にトップタイからスタートしたサム・ハツビー（英）は、スコアを伸ばせず通算10アンダー5位タイに後退。全英オープン王者のポール・ローリー（スコットランド）とワールドカップ優勝のフランセスコ・モリナリ（伊）が、通算9アンダー8位タイにつけている。