リー・ウェストウッド（英）が暫定ながらトップタイに浮上。世界ランク1位に返り咲くチャンスが大きく広がった。

　アジアンツアーのインドネシアン・マスターズ（インドネシア、ロイヤルジャカルタGC）は現地時間22日、第2ラウンドの競技を行ったが、雷の恐れにより47人をコースに残してサスペンデッドが決定した。

　そんな中、世界ランク2位のウェストウッドが16番終了時点で5つスコアを伸ばし、通算9アンダーでシャーバン・ハッシン（マレーシア）、ヒョンビン・パーク（韓）と並び暫定首位と絶好のポジションを確保。その他、1打差の暫定4位タイにアジアンツアーの英雄トンチャイ・ジェイディ（タイ／16ホール終了）とティチヒュン・チャイプラコング（タイ）がつけている。

「あと2ホールというところでサスペンデッドになって残念だけれど、優勝を争える位置につけられて良かった。残り2日、状況を見ながらベストを尽くしたい」とウェストウッド。米ツアーで優勝争いを演じているルーク・ドナルド（英）が今週勝たないという条件付きではあるが、今大会で勝利を掴めばマーティン・カイマー（独）を抜き、再びNo.1奪還となるだけにウェストウッドの気合いは十分。残り2日、彼の動向から目が離せない。

　日本勢は清田太一郎が13ホールを終了し通算イーブンパー暫定42位タイにつけたのが最高。初日101位タイと大きく出遅れた内藤寛太郎は13ホールを終え、3つスコアを伸ばし通算1オーバーまで盛り返して暫定52位タイ。予選突破圏内まで順位を上げた。しかし土山大介は通算20オーバー、暫定140位に沈み予選落ちが確定した。