海外男子
25年の主役はシェフラーとマキロイ 最も印象的だったのはスポーン?
2025年12月18日(木)午後0:21

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米ツアーの2025年シーズン、最優秀選手賞はスコッティ・シェフラー(米)が4年連続で受賞した。最大のライバルであるローリー・マキロイ(北アイルランド)は同賞を逃したが、今年はこの2人がツアーを牽引したと言える。
マキロイは、長年追い求めてきた生涯グランドスラムを達成し、さらに敵地でのライダーカップ勝利という物語性でファンの心を掴んだ。一方、シェフラーは、メジャー2勝を含む6勝を挙げ、3月以降は一度もトップ10圏外にならないという圧倒的な安定感を示した。
しかし、シーズン全体を振り返ると、最も価値のあるシーズンを過ごしたのはJ.J.スポーン(米)なのではないか? 最優秀選手賞の候補にも入らなかったが、1年前の立場と今を比べると、これ以上ない飛躍を遂げた。
1年前、スポーンはシード権を失う瀬戸際にいた。それが今や、全米オープン優勝者であり、ライダーカップでも戦った。まさにキャリアを一変させる1年となった。
「今年何を成し遂げたのか、自分でも分からなくなることがある。それくらいあっという間だった」と、スポーンは先日のヒーローワールドチャレンジで振り返った。
タイガー・ウッズ(米)の主催大会に招待されたこと自体が、スポーンの2025年を象徴している。子供の頃にカリフォルニア州で開催されていたこの大会を観戦していたというが、プロ転向後、出場資格を得ることは夢のまた夢だった。昨年大会時はロンドンで休暇を過ごしていたが、今年はその休暇を大会後にずらすほど、立場が変わった。
35歳のスポーンは今年だけで1300万ドル(約20億円)以上を稼ぎ、これは14年間のキャリア通算獲得賞金の半分以上に相当する額だ。ツアー出場資格は2030年まで確保され、全米オープンにも今後10年間、歴代王者として出場できる。
「正直、今年の目標はシード権を守ることだけだった。フルシードさえあれば、それで十分だと思っていた」というが、途中から「守るだけじゃダメ。優勝争いをしないと。最終日最終組で戦うことに慣れ、勝利を掴まないといけない」と意識が変わった。その結果の全米オープン制覇だったのかもしれない。
最後に彼は「本当に信じられない1年だった。ようやく努力が報われた」と締めた。
(写真:Getty Images)
マキロイは、長年追い求めてきた生涯グランドスラムを達成し、さらに敵地でのライダーカップ勝利という物語性でファンの心を掴んだ。一方、シェフラーは、メジャー2勝を含む6勝を挙げ、3月以降は一度もトップ10圏外にならないという圧倒的な安定感を示した。
しかし、シーズン全体を振り返ると、最も価値のあるシーズンを過ごしたのはJ.J.スポーン(米)なのではないか? 最優秀選手賞の候補にも入らなかったが、1年前の立場と今を比べると、これ以上ない飛躍を遂げた。
1年前、スポーンはシード権を失う瀬戸際にいた。それが今や、全米オープン優勝者であり、ライダーカップでも戦った。まさにキャリアを一変させる1年となった。
「今年何を成し遂げたのか、自分でも分からなくなることがある。それくらいあっという間だった」と、スポーンは先日のヒーローワールドチャレンジで振り返った。
タイガー・ウッズ(米)の主催大会に招待されたこと自体が、スポーンの2025年を象徴している。子供の頃にカリフォルニア州で開催されていたこの大会を観戦していたというが、プロ転向後、出場資格を得ることは夢のまた夢だった。昨年大会時はロンドンで休暇を過ごしていたが、今年はその休暇を大会後にずらすほど、立場が変わった。
35歳のスポーンは今年だけで1300万ドル(約20億円)以上を稼ぎ、これは14年間のキャリア通算獲得賞金の半分以上に相当する額だ。ツアー出場資格は2030年まで確保され、全米オープンにも今後10年間、歴代王者として出場できる。
「正直、今年の目標はシード権を守ることだけだった。フルシードさえあれば、それで十分だと思っていた」というが、途中から「守るだけじゃダメ。優勝争いをしないと。最終日最終組で戦うことに慣れ、勝利を掴まないといけない」と意識が変わった。その結果の全米オープン制覇だったのかもしれない。
最後に彼は「本当に信じられない1年だった。ようやく努力が報われた」と締めた。
(写真:Getty Images)








