2週連続優勝を狙うパブロ・マーティン（スペイン）が快調に飛ばしている。

　南アフリカのサンシャインツアーと共催で開催されている欧州ツアー2010年シーズン第2戦の南アフリカ・オープン選手権（南ア、ウェスタン・ケープ、パールバレー・ゴルフエステーツ）は現地時間の18日、第2ラウンドの競技を終えた。この日4アンダー68をマークしたマーティンが、ただひとり二桁アンダーにスコアを乗せ（通算11アンダー）単独トップに躍り出た。

　2打差の単独2位にアンダース・ハンセン（デンマーク）が続き、通算8アンダー単独3位にアレジャンドロ・カニザレス（スペイン）。ワールドカップで兄弟優勝を果たすなど、ここ2か月で5勝を挙げているエドアルド・モリナリ（伊）が通算7アンダー4位タイの好位置をキープしたが、初日トーナメントをリードしたマーティン・アーランドソン（スウェーデン）はスコアを2つ落とし、通算6アンダー6位タイに後退している。

　前週のアルフレッド・ダンヒル選手権でアーニー・エルス（南ア）ら強豪を抑えてプロ初優勝を飾り、アマチュア時代も含め欧州ツアー2勝目を挙げたマーティン。この日は途中ダブルボギーがあったものの、冷静なゴルフで終盤3連続バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。

「このコースではいかにパー5を攻略するかが鍵を握る。今日は下も柔らかかったし、球も止まりやすかった。風も午前中はさほどなく、コンディションとしてはやさしかった。こういう日にアドバンテージを奪わなきゃね」と、マーティンは好調さをうかがわせる発言。昨今はアマチュアがプロの試合に優勝するケースが増えているが、欧州ツアーのアマチュア優勝者第一号がこのマーティン。あれから2年たち、23歳になった彼が今度は2週連続Vの偉業に臨む。