ロス・マクゴーワン（英）が、マスターズ出場を目指し南アフリカで戦う。

　現地時間17日開幕の南アフリカのサンシャインツアーと共催で開催される欧州ツアー、南アフリカ・オープン選手権（南ア、ウェスタン・ケープ、パールバレー・ゴルフエステーツ）はマスターズをかけた年内最後の戦い。10月の欧州ツアー、マドリッド・マスターズで優勝直前の世界ランキングは177位。マスターズに出場できる50位以内とは程遠いポジションにいたマクゴーワンだが、その後目の覚めるような活躍を見せた。特に欧州ツアー2009年最終戦のドバイ・ワールド・チャンピオンシップでは、優勝して賞金王になったリー・ウェストウッド（英）と激戦の末2位となり、その甲斐あって現在の世界ランクは67位。今大会で上位に入り、トップ50の資格でオーガスタ行きを目指す。

　今大会には、ワールドカップで初の兄弟優勝を果たした兄のエドアルド・モリナリ（イタリア）、シャール・シュワーツェル（南ア）などマクゴーワンと同じ思惑の選手も出場。うかうかして入られないが、それでも好調なマクゴーワンは、あくまでも前向きだ。「もちろん優勝なら最高だけど、自分のすべてを出したい。シーズン当初は多くを期待していなかったけど、いい形で終われたから」と好調なマクゴーワンは、あくまでも前向きだ。

　一方、先週のアルフレッド・ダンヒル選手権2位のシュワーツェルも負けてはいない。こちらも世界ランク65位と微妙な位置にいるだけに、地元で勝ってオーガスタ行きの切符を手にしようと気合十分だ。