日本で唯一開催される全米女子プロゴルフ協会の公式戦、TOTOジャパンクラシックが6日に滋賀県の瀬田ゴルフコース 北コース（6,616ヤード・パー72）で開幕。両ツアーのトッププロ78人が出場し、賞金総額210万ドル（約3億2,000万円）、優勝賞金31万5,000ドル（約4,900万円）で争われる。

　昨年大会は竹田麗央が優勝。3打差を追う最終日に1イーグル、5バーディ、2ボギーの「67」をマークすると、通算15アンダーで並んだマリナ・アレックス（米）との6ホールに及ぶプレーオフを制し、米ツアー初優勝（日本ツアー通算8勝目）を達成した。

　今年は同大会優勝の資格で主戦場をアメリカに移し、ここまで27試合に出場。ブルー・ベイLPGAの優勝を含むトップ10入り8回を記録し、ポイントランク4位につけている。ルーキーイヤーは今大会を含め残り3試合。「したい気持ちはすごくあります」という連覇でシーズン最終盤の戦いへ弾みをつけたいところ。

　米ツアーからは竹田のほか、山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、古江彩佳、勝みなみ、畑岡奈紗、馬場咲希、吉田優利、現世界ランク3位のミンジー・リー（豪）、元ナンバーワンのアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）らが参戦する。2週連続優勝に挑む山下はもちろん、夏場以降に状態を上げている勝、畑岡のプレーにも注目したい。

　また、ポイントランク63位の馬場と同72位の吉田は、同ランク上位60人に絞られる最終戦、CMEグループツアーチャンピオンシップ（20～23日／米フロリダ州／ティブロンGC）進出に向けて母国で上位フィニッシュを狙う。

　日本ツアーからも、今季4勝を挙げ年間女王争いをリードする佐久間朱莉をはじめ、神谷そら、河本結、菅楓華、高橋彩華、桑木志帆、金澤志奈、荒木優奈らポイントランク上位勢が集結する。勝てば来季の米ツアー出場権を得られるだけに、世界の強豪を相手にどんな戦いを見せてくれるか楽しみだ。

（写真：Getty Images）