米男子ツアーのフェデックスカップフォール（秋シリーズ）第4戦、バンク オブ ユタ チャンピオンシップは23日、米ユタ州のブラックデザートリゾートゴルフコース（7,421ヤード・パー71）で第1ラウンドが行われたが、日没順延となった。米ツアー初優勝を狙うトービヨン・オルセン（デンマーク）が「65」で回り、6アンダー暫定首位タイ発進を決めている。

　初日は上がり3連続を含む8バーディ（2ボギー）を奪取し、「ここ最近はあまり自分のプレーに手応えを感じていなかったけれど、今日は体の動きもスイングもこの数日よりずっと良かった」。「アイアンショットがかなり良くて、後半9ホールではパットもよく転がってくれた」と好スタートに手応えの様子。

　欧州ツアー通算8勝を誇る実力者だが、今季米ツアー出場20試合でトップ10入り2回（トップ25入り4回）、予選落ち7回と思うようなプレーができていない。「日曜日にうまくまとめきれていないことが多い。金曜、土曜といい位置にいても、9ホールくらい悪い流れがあって、それが響いてしまう」と苦戦が続く要因を分析した。

　来季のフルシード権を得るには秋シリーズ全7試合終了時点でポイントランク100位以内に入る必要がある。現在は116位と圏外だが、「当然そこ（トップ100内）を目指しています。相当なポイントが必要になりますが、あと4試合ありますし、毎週がチャンスです」とあくまで前向き。「自分には勝つための力があると思っているので、日曜日に噛み合えばチャンスは十分あります」と悲願の米初優勝への意欲も口にした。

（写真：Getty Images）