スティーブ・ストリッカー＆ジェリー・ケリー（ともに米）組が僅差ながらリードを守って最終日を迎えることになった。

　ゴルフ界のカリスマ、グレッグ・ノーマン（豪）がホストを務めるオフ恒例のビッグイベント、ザ・シャーク・シュートアウトがフロリダ州ネープルズのティブロンGCを舞台に現地時間の12日、ベターボール（2人のうち良い方のスコアを採用する）方式による第2ラウンドの競技を終了した。第1ラウンドのモディファイド・オルタネート・ショット方式（ティーショットは2人が打ち、どちらかのボールを選んでその後1つのボールを交互に打つ）に比べ、スコアが出やすいこの日のフォーマットでもストリッカー＆ケリー組は主役の座を譲らなかった。

　最終18番でストリッカーがバーディを奪いチームのスコアは7アンダー65。通算13アンダーは2位タイにつける3チームに1ストロークの僅差ながら、単独首位の座を守った。

　2位タイにはスティーブ・フレッシュ＆ダスティン・ジョンソン（ともに米）組、前日トップタイ発進のジャスティン・レナード＆スコット・バープランク（ともに米）組に加え、17番でイーグルを奪いバック9で29と爆発したケニー・ペリー＆J.B.ホルムズ（ともに米）組がつけている。

　ペリーは昨年スコット・ホーク（米）とのコンビで大会2勝目を飾っている。連覇を狙う今年、ホークが手首のケガで出場を断念したため、同郷のホルムズをパートナーに3度目の勝利を狙っている。

　また21年に渡る大会の歴史よりも若い20歳のリッキー・ファウラー（米）はクリス・ディマルコ（米）とのコンビで初参戦を果たしているが、この日は7アンダー65で通算10アンダーの5位タイ。「少しはチームに貢献出来て良かった。明日パットがもう少し入ってくれれば」と3打差の逆転に意欲を見せた。