ライダーカップは27日、米ニューヨーク州のベスページ・ステート・パーク ブラックコース（7,352ヤード・パー70）で2日目の競技が行われ、“完全アウェイ”の欧州選抜がトータル11.5対4.5（勝ちは1pt、引き分けは0.5pt、負けは0pt）と大量リードを奪った。

　初日3ポイントリードで主導権を握ったヨーロッパチームは、この日もアメリカチームを圧倒。午前のフォアサム4マッチ、午後のフォーボール4マッチでそれぞれ3勝（1敗）を挙げ、点差を7点に。これは大会が1979年に現在の「米国 vs. 欧州」の形式となって以降、シングルス戦を前にした最大の点差である。

　連覇がかかる欧州選抜はトミー・フリートウッド（英）がここまで4戦4勝と躍動している。一方、ホームでカップ奪還を目指す米国選抜はスコッティ・シェフラーが4戦4敗とまさかの大ブレーキで、大会史上、初めの4試合すべてに敗れた2人目の選手に。最初の例は1967年大会のピーター・アリス（英）だ。

　最終日はシングルス12マッチで争われる。ヨーロッパチームは3ポイントを取れば勝利となり、2.5ポイントでも引き分けでカップを保持することができる。