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海外男子

37歳の“苦労人”が放った久々の輝き「努力する姿勢は変わっていない」 秋シリーズでシード権獲得へ

2025年9月21日(日)午後1:02

 米男子ツアーは前週のプロコアチャンピオンシップ(米カリフォルニア州/シルバラードリゾート)から来季のシード権などを争うフェデックスカップフォールがスタート。初戦を制したのはライダーカップの調整を兼ねて出場したスコッティ・シェフラー(米)だったが、37歳の“苦労人”ラント・グリフィン(米)も久々に輝きを放った。米NBCスポーツが伝えている。

 初日「65」で4位タイ発進を決めたグリフィンは、5位タイから出た最終日にも「65」をマークし、通算17アンダー単独3位と大健闘。ポイントランクは大会前の142位から100位までジャンプアップした。今季から翌年のフルシードを得るのはこれまでの125位以内から100位以内に縮小されており、秋シリーズ初戦の上位フィニッシュはシード権獲得に向けて大きな前進となった。

 昨年ツアーカードを失い、12月のQスクールで優勝して生き残った37歳。「もちろん勝ちたい気持ちはある。でも仕事を続けること(ツアーカードを維持)が大事。昨年はQスクールに行って、どうにか勝って、キャリアを延命できた。今週はすべてがかみ合ったけど、届かなかった。『シェフラーがここにいなければ…』なんて思うけど、ファンはみんな楽しんだはず。自分のことを誇りに思うよ」。

 ここまでのシーズンは苦しいものだった。23試合の出場でトップ10入りは1月のファーマーズインシュランスオープン(米カリフォルニア州/トーリーパインズゴルフコース)での9位タイのみ。春以降は予選落ちが続き、2022年7月に受けた背中の手術の影響もあって、体が「完全に動かなくなった」と感じる場面もあったそうだ。

 フィジカル面の問題はウエイトトレーニング不足に起因し、スイング面でも「間違ったことに一生懸命取り組んでいた」という。立て直しのきっかけは5月。以前指導を受けていたトッド・アンダーソン氏に再び師事し、パフォーマンスコーチのアレックス・ベネット氏らとTPCソーグラス(米フロリダ州)を拠点にトレーニングを重ねる中で、ようやく本来のゴルフを取り戻しつつあるという。

「努力する姿勢は変わっていない。ただ、間違った道に進んでしまって逆戻りしただけ。この秋にまだやるべきことはたくさんあるけど、大きな後押しになったよ」。秋シリーズ初戦で手にした大きな成果は、自分自身にまだ力が残されていることを証明する大きな一歩となったに違いない。

 第2戦のサンダーソンファームズチャンピオンシップは10月2日から米ミシシッピ州のザ・カントリークラブ オブ ジャクソンで開催される。

(写真:Getty Images)
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