ここ2試合連続で優勝を飾り、遂に賞金ランクトップに躍り出たジェイ・ハース（米）が、ディフェンディング・チャンピオンとして3試合連続優勝に挑む。

　マサチューセッツ州ボストン郊外のナッシャウタックCCを舞台に、現地時間20日から22日の3日間に渡って行われる米チャンピオンズツアー、バンク・オブ・アメリカ選手権。注目は何といっても今ノリに乗っているハースのプレーだ。今季はベルンハルト・ランガー（独）やスコット・ホーク（米）などの新鋭に先を超され、シーズン前半、なかなかエンジンがかからなかったハースだが、ここに来てペースアップ。勝星を重ね、現在賞金ランク、チャールズ・シュワッブカップポイント（成績をポイントに換算して競う）ともに1位につけ、賞金王レースを引っ張る格好となっている。奇しくも同ランク2位のランガーは今大会の出場を見合わせており、ハースにとってはリードを広げる絶好のチャンス。相性の良いトーナメントで連覇＆3連勝を狙う。

　一方、日本勢は今週も3人が登場。前週ラウンドレポーターを務めた全米オープンで、タイガー・ウッズ（米）のプレーに刺激を受けた青木功、現在賞金ランク28位につけ、そろそろ来季のシード獲りが気になる尾崎直道、そしてアメリカで師事するコーチが同じ（同門）ヤニ・ツェン（台）のメジャー優勝に自らの勇姿を重ね合わせた倉本昌弘が、それぞれの思いを胸に優勝を目指す。