米男子ツアーのプロコアチャンピオンシップは13日、米カリフォルニア州のシルバラードリゾート（7,138ヤード・パー72）で第3ラウンドが行われ、スコッティ・シェフラー（米）が「64」を叩き出し、首位と2打差の通算14アンダー単独3位に急浮上している。

　8打差14位タイからスタートしたシェフラーは、2度の3連続（3～5番、8～10番）を含む10バーディを奪取。14番パー4のダブルボギーが悔やまれるが、それでもムービングデーに8つ伸ばす会心のゴルフで、トップの背中が見える位置までリーダーボードを駆け上がった。

「今日はいい一日でした。ここ2日間より確実に良かったですね。序盤から良いスタートを切れて、フロントナインをうまく回れました。14番でちょっとつまずきましたけど、それ以外は全体的にいい内容でした。自分のゴルフをしっかりしていけば順位を上げられると思っていたので、それが今日の目標でした。フロントナインをいい形で回れて、その流れをバックナインにつなげようと思っていました」

　初見参のシルバラードリゾートで初日に「70」を叩き、6月のトラベラーズチャンピオンシップ最終日から続いていた60台連続ラウンド記録が『21』でストップしたが、2日目「68」、3日目「64」としっかりと帳尻を合わせてくるあたりはさすが世界ナンバーワンだ。

「確かにこのコースにはちょっとした癖があって、慣れる必要があります。練習ラウンドでは気づきにくい部分も、実際に試合でプレーすると見えてくるニュアンスがありますね」

　通算16アンダーでトップに立つのは、2週間後のライダーカップで“同僚”となるベン・グリフィン（米）。シェフラーは「もちろん、チームメイトが上位にいるのは嬉しいですね。ライダーカップに向けて仲間がいいプレーをしているのは頼もしいことです。ベンは今年ずっと素晴らしいシーズンを送ってきているので、今週もその流れを続けてくれているのはいい準備になると思います」と語っている。

（写真：Getty Images）