アジアゴルフの第一人者であるトンチャイ・ジェイディ（タイ）が、現地時間4日開幕の欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンで大会3勝目にターゲットを絞っている。

　2004年大会で優勝したジェイディは、アジアンツアーのスターから欧州ツアーの実力者へとのし上がり、翌2005年大会で連覇達成。その力を世界中に示した。今季は2週前のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で優勝したイアン・ポルター（英）に敗れたものの、準々決勝まで勝ち進んで自力の高さを見せつけた。

　そこで悔しい思いを味わったが、現在世界ランクは44位まで上昇。パターを替えたことでバックスイングが安定したパッティングを武器に、相性の良い大会で勝利を狙う。

　その他、ダレン・クラーク（北アイルランド）、ダニー・リー（ニュージーランド）ら実力者に混じり、日本勢も6人が参戦。片山晋呉を筆頭に藤田寛之、平塚哲二、丸山大輔、谷原秀人、市原弘大らが日本ツアー開幕前の勝利にかける。