DPワールドツアーのBMW PGA選手権が、11日から英国のウェントワース・クラブ（7,267ヤード・パー72）で開催される。昨年大会はビリー・ホーシェル（米）が通算20アンダーで並んだローリー・マキロイ（北アイルランド）、スリストン・ローレンス（南ア）とのプレーオフを制し、2021年以来の大会2勝目を飾った。

　欧州ツアーのフラッグシップトーナメントに日本勢は松山英樹、中島啓太、桂川有人が参戦する。松山は米ツアーのツアー選手権以来3週間ぶりの実戦で、今大会は初出場。中島と桂川は4週連続出場となる。

　また、2週間後にライダーカップを控える欧州選抜メンバーからは、マキロイ、ロバート・マッキンタイア（スコットランド）、トミー・フリートウッド（英）、ジャスティン・ローズ（英）、ラスムス・ホイガールト（デンマーク）、ティレル・ハットン（英）、シェーン・ロウリー（アイルランド）、ジョン・ラーム（スペイン）など12人中11人がエントリーした。

　マキロイ、ハットン、ロウリーは歴代王者としてプレーする。なかでも欧州選抜の絶対的エースであるマキロイは、前週のアイリッシュ・オープンでツアー通算20勝目を挙げており、欧米決戦に向けて状態を上げている。

　ほかにも、ホーシェル、ブルックス・ケプカ（米）、パトリック・リード（米）、ライアン・フォックス（ニュージーランド）、トーマス・デトリー（ベルギー）、パドレイグ・ハリントン（アイルランド）、アダム・スコット（豪）、ミンウ・リー（豪）といった有力選手が英国に集結。賞金総額900万ドル（約13億3,000万円）のビッグイベントを制するのは誰か。