最終日をトーナメントリーダーで迎えるのは初体験のサラ・ケンプ（豪）とメジャータイトルホルダーのベテラン、ローラ・デービーズ（英）が接戦を演じている。

　欧州女子ツアーのペガサス・ニュージーランド女子オープンは同地クライストチャーチのペガサスGCを舞台に現地時間27日、第3ラウンドの競技を終了。上位が揃ってスコアを落としたため、2オーバー74で回り通算6アンダーとした24歳のケンプが単独トップに浮上。1打差でデービーズが追う展開となった。

　その他、通算4アンダー3位にベッキー・ブリュワートン（英）、通算3アンダー4位タイにニナ・レイス（スウェーデン）、ロリー・ケーン（カナダ）、マリアンネ・スカルプノルド（ノルウェー）、パク・ユナ（韓）が続いている。

「2オーバーを叩いてしまったけれど、我慢してミスを最少限に抑えた」と棚ぼたで単独トップに立ったケンプ。緊張の最終日を前に「パッティンググリーンで短いパットを沢山決めて、ボールがカップインするときの音を焼き付けようと思います。明日、良いイメージでプレーするために、今からパッティンググリーンに行ってきます」と、自らの心を落ち着けようと必死。若い彼女が後に続く大物のプレッシャーに打ち勝つことが出来るか注目だ。

　ちなみに前日トップのディアナ・ダレッシオ（米）はスコアを7つ落とし、通算2アンダー8位タイに後退している。