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レッスン

ショートパットのカップイン率が格段にアップするクローグリップのススメ

2025年8月27日(水)午前11:47

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 今回は、ショートパットのレッスンをしましょう。

 PGAツアーにおいては、どんなに難しいラインであっても、1m前後の距離が入る確率は96~100%。つまり、ほぼ入るということで、まずはこの距離に自信を持つことが大事だといわれています。

 では、どうすれば自信を持てるようになるのか。パッティングは技術がもろに出やすく、フェースの向き、ストローク、振り幅、入射角など色々気にしなければいけないポイントはありますが、最初に注目してほしいのは握り方です。

 短いパター(中尺や長尺を除く普通の長さのパター)に関していえば、一般的なのはショットと同じ“順手”ですが、実は、最も難しいのもこの順手です。順手で握ると、右手が前に出て右肩が下がりやすくなるほか、手首を使い過ぎて軌道がブレるなど数々のエラーが生じます。

 それに対し、左手を下、右手を上(右利きの場合)にして握るクロスハンドは、手首を使わずにすむほか、体のラインをターゲットに合わせやすいなどの利点があります。プロの中でもクロスハンドで握る人が増えてきたのは、順手のデメリットを消すためです。

 もうひとつ、ここ数年、ゴルファーに浸透してきたのが、左手は普通に握り、右手の甲をターゲットに平行にセットして、指でグリップを挟むように握るクローグリップです。

 クローグリップの最大の利点は、クロスハンド以上に手首が使いづらくなり、ストロークが格段に安定することです。手首が使えないので、長い距離には向いていないといわれますが、その分、上体を動かせばOK。ツアーでも、「クローグリップは短い距離専用」という選手がいる一方、20~25mでも握りをクローグリップで狙う選手もいます。

 打つときのポイントは、両腕を伸ばすこと。ヒジを曲げずに伸ばしたほうが、腕の運動量と体の運動量を合わせやすく、安定感も増すからです。

 クローグリップで1mの距離が確実に入るようになったら、次に3mの距離に挑戦してください。距離を伸ばすために、上体を大きく使うのがコツ。順手の3倍くらい動かすというのが一つの目安です。

 また、球の転がり具合もチェックしましょう。順手で握っていたときと比べて、転がりが良くなっているはず。その分、ラインに乗るようになって、カップインの確率が上がります。

「パッティングに形なし」と言われますが、それは昔の話。手首を使わず、体でストロークできるクローグリップを、ぜひ一度試してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #147」より(放送・見逃し配信中)
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