米男子ツアーで力を発揮している好調2人が、主戦場のシニアに戻り大暴れしようと目論んでいる。

　米チャンピオンズツアーの東芝クラシック（現地時間11?13日／カリフォルニア州、ニューポートビーチCC）に、先月行われたレギュラーツアーのノーザン・トラスト・オープンで7位タイに食い込んだフレッド・カプルス（米）と、マヤコバ・ゴルフ・クラシックで優勝争いに加わり単独3位に入ったジョン・クック（米）が揃って出場。戦い慣れた舞台でお互いの腕を競い合う。

　ニューポートビーチとフロリダ州の両方に家を持つクックは地元開催とあって元気一杯。「50歳以上の選手でも試合に対する闘争心を失わず、試合勘もなくさないことが大切だと思う」と力説し、今季開幕戦の三菱エレクトリック チャンピオンシップに続くシーズン2勝目を狙っている。一方、ディフェンディング・チャンピオンとして臨むカプルスは「ここは多くのギャラリーが集まるし、自分の友人たちも大勢来てくれる。たくさんのファンの前でプレーするのは気分が良いよ」と余裕を表情を見せる。

　また、現役を離れテレビ解説の仕事に専念していた元全英オープン王者のイアン・ベーカー-フィンチ（豪）が今大会でチャンピオンズツアーデビュー。「すごく楽しみにしているけど大分前からナーバスになっているんだ。でもレギュラーツアーでプレーしていた頃の古い友人たちと一緒にやれるのは嬉しいね」と意気込みを十分。世界各国の主要ツアーで優勝経験を持つベーカー-フィンチが米シニアの戦いでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

　なお、日本勢では尾崎直道が参戦する。