黄色のカラーボールを使用するティム・クラーク（南ア）に、選手達の注目が集まっている。

　先週のWGC初戦、アクセンチュア・マッチプレー選手権で契約するスリクソンの黄色のボールを使用したクラークだが、日本のようにプロ達がカラーボールを使っていないことから周囲の注目を集めることに。クラーク本人も「最初、ボールを取り出して使う際にはちょっとナーバスになったけど、大したチェンジじゃないよ」と、笑いながらそのときのことを振り返った。「だって、ギャラリーが多いとボールが見えにくいし、黄色のボールだと空中でもグリーン上でも見つけやすい。もちろん、ボールそのものの性能もいいしね。これからも使い続けるよ」と、今後の使用にも前向きだ。

　日本でも最近こそトッププロ達がカラーボールを使うようになったが、以前は一時のブームを除いて、白いボール以外を使うプロはいなかった。同様に欧米ツアーでも珍しいことから、クラークをからかうような声も…。「クラークがイエローのボールを使っているのを？　見たよ。僕は7歳の時に使ったことあるな。それと違うの？」と、同大会で優勝したイアン・ポルター（英）。だがそんな声はどこ吹く風。クラークは認識しやすく、ストレスを軽減させる効果のあるという黄色のボールを武器に、2010年戦い続ける。