ベルンハルト・ランガー（独）がプレーオフの末、劇的なイーグルで今季初勝利を飾った。

　現地時間21日、フロリダ州ボカ・ラトンのオールドコース at ブロークン・サウンドを舞台に行なわれた米チャンピオンズツアーのアリアンツ選手権最終ラウンド。前日トップに躍り出たトミー・アーマーIII（米）がスコアを伸ばせず足踏みする中、この日3位タイからスタートしたランガーとジョン・クック（米）が、ともに5アンダー67の好スコアをマーク。通算17アンダーで首位に並び、決着はプレーオフにもつれ込んだ。

　18番パー5で行なわれたサドンデス1ホール目、2オンを狙ったランガーの第2打は惜しくもグリーンサイドのバンカーにつかまった。しかしそこから劇的なチップインイーグルをマーク。クックのホールアウトを待たずにランガーが栄冠に輝いた。

　コースのあるボカ・ラトンに居を構えるランガーは、友人や地元ギャラリーに囲まれ、逆転での勝利に笑いが止まらない。シーズン序盤にまず1勝を決め、3年連続賞金王に弾みがついた。

　その他、通算16アンダー単独3位にジョーイ・シンドラー（米）、通算15アンダー単独4位にジーン・ジョーンズ（米）。アーマーIIIは結局、ニック・プライス（ジンバブエ）、ジェイ・ハース（米）らと並び通算13アンダー9位タイに終わった。

　また尾崎直道も最終ホールでイーグルを奪って2アンダー70をマーク。通算7アンダーとし、29位タイに入ったが、青木功は通算8オーバー72位で3日間の競技を終了している。