石川、米自己ベスト「62」で7位タイ浮上! 松山と今田は予選落ち
2014年8月16日(土)午前10:45
米男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦 ウィンダム選手権は現地時間15日、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日73位タイと出遅れた石川遼が9バーディ、1ボギーの8アンダー62と猛チャージをかけ、首位と2打差の通算8アンダー7位タイに急浮上した。一方、松山英樹と初日9位タイの今田竜二は予選落ちを喫している。
石川が米ツアー自己ベストを更新する「62」を叩き出し、ツアー初優勝に向け好位置につけた。出だしの1番こそボギーとしたが、4番、5番、9番でバーディを奪い2アンダーでハーフターン。後半は3連続を含む6つのバーディを奪取する猛攻で前日の73位タイから一気にリーダーボードを駆け上がった。
この日は序盤から果敢に攻めた。フェアウェイキープ率は50%ながら、平均飛距離は304.2ヤードを記録。パーオン率も88.89%とショットの精度でスコアメイクした。また、2日間のストローク・ゲインド・パッティングは1.958で出場選手中9位。グリーン上も好調だった。8アンダー62はこの日のベストスコア。ツアー初優勝を松山に越され悔しい思いをしているだけに、残り2日間でもこの勢いで栄冠を目指したい。
その石川と対照的だったのが今田。初日に9位タイにつけ好調に見えたが、この日はノーバーディ、4ボギー、2ダブルボギーの8オーバー78と大乱調。この大会に来季のシード権獲得をかけたが、通算4オーバー133位タイで予選落ちを喫した。また、松山は2バーディ、2ボギーのイーブンパー70でラウンド。大会前には優勝候補にも挙げられていたが、通算1アンダー79位タイでカットラインに1打足りず、予選で姿を消した。
トップタイに立ったのは、ヒース・スローカム(米)とスコット・ラングレー(米)で、ともに2日連続の5アンダー65をマークし通算10アンダー。通算9アンダー3位タイにニック・ワトニー(米)ら3人がつけている。初日首位発進のカミロ・ビジェガス(コロンビア)はスコアを1つ伸ばすにとどまり通算8アンダー7位タイに後退した。