海外女子メジャーのAIG女子オープンが31日、ウェールズのロイヤルポースカールゴルフクラブ（6,580ヤード・パー72）で幕を開ける。日本勢は西郷真央、竹田麗央、山下美夢有、古江彩佳、岩井明愛、岩井千怜、畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子、吉田優利、勝みなみ、馬場咲希に加え、国内ツアーから佐久間朱莉、桑木志帆、高橋彩華、神谷そら、岡山絵里が出場予定だ。

　注目はやはり歴代覇者の渋野だろう。今大会は2019年に日本人史上2人目のメジャーチャンピオンに輝くと、2022年も単独3位を記録。直近2年は決勝ラウンド進出を逃しているが、今年の全米女子オープンゴルフ選手権で2年連続のトップ10入り（2024年：単独2位、2025年：7位タイ）を果たすなど“ここぞ”の舞台で輝きを放つのが渋野だけに、今週も上位争いを演じてくれることに期待したい。

　また、2022年、2023年の国内ツアー年間女王で、今季から米ツアーで戦う山下のプレーからも目が離せない。ルーキーながらここまで出場15試合で6度のトップ10入り。全米女子プロ6位タイ、エビアンチャンピオンシップ14位タイとメジャーでも結果を出しており、前哨戦のスコットランド女子オープンでも10位タイに入った。抜群の安定感で今大会も上位戦線に加わってくる可能性は大いにあるだろう。

　そのほかにも、3月のブルーベイLPGAを制しポイントランク3位につける竹田、4月のシェブロンチャンピオンシップでメジャーチャンピオンの仲間入りを果たした西郷、5月のマヤコバオープンで米ツアー初制覇を達成した岩井千怜はもちろん、今季国内ツアーで3勝と大ブレイクを果たした佐久間が大舞台でどのようなゴルフを見せてくれるか楽しみにしたい。

（写真：Getty Images）