米男子ツアーの3Mオープンは25日、米ミネソタ州のTPCツインシティーズ（7,431ヤード・パー71）で第2ラウンドが行われ、ツアー1勝のジェイク・ナップ（米）が通算13アンダー単独2位に浮上した。

　前週の全英オープンゴルフ選手権出場を惜しくも逃したが、その結果として得た一週間の空白は、リフレッシュと再調整のための貴重な時間となったようだ。初日に「64」で好発進し、2日目も攻めの姿勢を崩さず、6バーディ、ノーボギーの「65」を記録。トップと1打差と優勝争いの最前線に名を連ねている。

「自分の飛距離を生かせるホールがいくつかあるのは嬉しい。風によってドライバーを使うか刻むかの選択ができるホールもあるし、今の調子ならこのコースは自分にぴったりだと思う」と今大会での手応えを感じている。

　現在のポイントランクは55位と、2年連続のプレーオフシリーズ進出が視野に入っているが、「（ランクは）頭の片隅にはあるけれど、プレー中は考えない。大会に勝ちたいというその思いだけで、残りのシーズンをプレーしていくつもりだ」とあくまで目の前の勝利にフォーカスしている。

　3月のコグニザントクラシック初日に「59」を叩き出すなど、爆発力ではツアー屈指の存在感を放つナップ。攻めの姿勢が求められるTPCツインはまさに得意なコースと言えるだろう。

（写真：Getty Images）