海外男子メジャーの全英オープンゴルフ選手権は18日、北アイルランドのロイヤルポートラッシュゴルフクラブ（7,381ヤード・パー71）で第2ラウンドが終了。双子のラスムス＆ニコライ・ホイガールト兄弟（デンマーク）が好位置につけている。

　ともに初日10位タイと好発進を決めたホイガールト兄弟。ラスムスは「68」で回り、トップから5打差の通算5アンダー5位タイで週末へ。一方、ニコライは2日連続で「69」をマーク。通算4アンダーで10位タイをキープし、「週末にいいゴルフができれば日曜日に直接対決があるかもしれないね」と語った。

　現在24歳のホイガールト兄弟は、2023年大会で全英オープン史上初の双子出場を果たして注目を集めた。幼少期から一緒にゴルフに打ち込み、2019年にプロ転向。DPワールドツアーでは2021年に兄弟で2週連続優勝を達成するなど、着実に実績を重ねてきた。

「昔はどちらかが活躍すると素直に喜べなかった。でも今はお互いを支え合えるようになった」とニコライ。ラスムスも「日曜のバックナインまでは彼（ニコライ）を応援するよ」と冗談交じりに話すなど、競い合いながらも強い絆を見せている。

　ともに米ツアーでの優勝はないが、DPワールドツアーではラスムスが5勝、ニコライが3勝をマーク。ラスムスは昨年のホライズン アイリッシュオープンで、ローリー・マキロイ（北アイルランド）に競り勝ってタイトルを獲得するなど、実績面ではニコライを一歩リードしている。

　今季最後のメジャーで輝きを放つのはラスムスかニコライか。週末のリンクスは双子のホイガールト兄弟に注目だ。

（写真：Getty Images）