シニアルーキーのフレッド・カプルス（米）が実力を遺憾なく発揮した。

　米チャンピオンズツアー今季第2戦ジ・エースグループ・クラシックは、フロリダ州ザ・クォリーを舞台に現地時間の14日、日没サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了した。終始トップを走ったカプルスが最終ラウンドもノーボギーの8アンダー64と完璧なゴルフを展開。通算17アンダーとし、記念すべき同ツアー初勝利を飾った。

　1打差の2位にはこの日11アンダー61と爆発したトミー・アーマーIII（米）。アーマーIIIもカプルスと同じく昨年10月に満50歳になったばかりのシニアルーキーだが、この2人が異次元のゴルフで他を圧倒した。3位には通算9アンダーのスコット・ホーク（米）、通算8アンダー4位タイにベルンハルト・ランガー（独）、マイク・グッデス（米）の2人が入った。

　前日60台をマークし最終ラウンドを8位タイの好位置で迎えた尾崎直道は、ボギーが先行する苦しいラウンド。中盤までは何とか持ちこたえていたが、13番でボギーを叩くと上がり2ホール連続ボギーと崩れ、2オーバー74でホールアウト。通算2アンダーは17位タイに止まった。

　初日から出遅れていた青木功は最終ラウンドも6オーバー78の乱調で通算18オーバー77位タイに終わっている。