12日、海外女子メジャーのアムンディ・エビアン選手権はフランスのエビアン・リゾートGC（6,504ヤード・パー71）で第3ラウンドが行われ、吉田優利が8バーディ、ノーボギーの「63」を叩き出し、トップに立ったガブリエラ・ラッフルズ（豪）、カーラ・ゲイナー（英）から2打差の通算9アンダー7位タイに浮上している。

「69」で回った2日目終了時に「ゴルフが良いので、かみ合わせがあともうちょっと良ければもう少しスコアを伸ばせるのではないか」と話した吉田が、ムービングデーにそれを実現させた。38位タイから出ると、前半だけで4バーディを奪取。さらに後半14番からの3連続バーディでリーダーボードを駆け上り、最終18番で8つ目のバーディを奪ってみせた。

　フェアウェイキープ率92.3％、パーオン率88.8％、パット数26。大舞台で会心のラウンドを披露した吉田は中継局WOWOWのインタビューで、「昨日までなかなかかみ合わなかった部分が全部うまくかみ合ってくれた。ミスが何個かラッキーで寄ってくれたりフェアウェイに戻って来てくれたりしていましたし、すごい良い一日だった」と3日目を振り返った。

　米ツアー初優勝、日本勢6人目の海外メジャー制覇に挑む残り18ホールに向けては「今日みたいなゴルフができれば最高ですけど、なかなか出るゴルフではないです。でも今日みたいなゴルフを目指しつつ、明日もいっぱい伸ばせたらなと思います」と笑顔でコメント。運命の最終日は日本時間13日午後5時にスタートする。