尾崎直道がシーズン初戦で優勝を狙える位置に浮上した。

　米チャンピオンズツアー今季第2戦ジ・エースグループ・クラシックは、フロリダ州ザ・クォリーを舞台に現地時間の13日、強風のためサスペンデッドとなっていた第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行なったが、日没が迫り2日連続で順延が決定。そんな中、この日34ホールを消化した尾崎が第2ラウンドでノーボギーの4アンダー68の好スコアをマーク。通算4アンダーとし暫定ながら8位タイまで順位を上げた。

　昨シーズン、惜しくも賞金シードを逃した尾崎は「世界でもっとも合格するのが難しい」と言われる同ツアーのQスクール（プロテスト）を受け直し、見事上位に食い込んで再びフル参戦の権利を手に入れた。厳しい戦いの場に身を置くのはレギュラーツアー時代からの悲願、アメリカでの1勝が欲しいから。シーズン早々に訪れたチャンスを無駄にはしたくないはずだ。

　上位はシニアルーキーのフレッド・カプルス（米）が13ホールを終了して通算9アンダーで暫定トップ。3打差の暫定2位にダン・フォースマン（米／13ホール終了）、通算5アンダー暫定3位タイに2年連続賞金王のベルンハルト・ランガー（独）、スコット・ホーク（米／14ホール終了）らが続いている。

　尚、青木功は16ホールを終了して通算11オーバーとスコアを落とし、暫定73位タイに低迷中。