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南アの20歳ルーキーがツアー初優勝に王手「目の前の1打1打に集中してベストを」 魅力は圧倒的なパワー
2025年6月29日(日)午後1:07

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南アフリカの20歳のルーキーがリーダーボードの最上段で最終日を迎える。
米男子ツアーのロケットクラシックは28日、ミシガン州のデトロイトゴルフクラブ ノースコース(7,370ヤード・パー72)で第3ラウンドが行われ、5位タイから出たアルドリッチ・ポットギーターが4番からの5連続を含む7バーディを奪取。ノーボギーの「65」と初日の「62」に続くビッグスコアを叩き出し、通算19アンダーでツアー初優勝に王手をかけた。
「今日はパターはつきます。いいパットがたくさん打てて、入ると思っていなかったようなパットまで決まってくれました。フロントナインで勢いに乗れたのが助けになりましたし、バックナインではパーセーブが何度も求められ、粘り強くプレーする必要がありました。パー5でバーディを獲れなかったのは残念ですが、明日はいい一日になると思います」
ポットギーターの魅力はその圧倒的なパワーだ。今季の平均飛距離はローリー・マキロイ(北アイルランド)を上回る326.6ヤード(1位)。その源にはレスリングの経験があるようで、「子どもの頃はラグビーやレスリングなどさまざまなスポーツをしていて、ゴルフだけに集中していたわけではありませんでした。そういった経験が強い体をつくってくれたと思っています」と明かした。
南アフリカで生まれ、8歳でオーストラリアへ移住。その後、新型コロナウイルスの影響で競技機会が制限されたため、17歳で南アフリカに戻った。母国への思いは強く、白いゴルフシューズのかかとの外側には南アフリカの国旗があしらわれている。
17歳で全英アマを制し、昨年はコーンフェリーツアー(米男子下部ツアー)で史上最年少優勝を達成した。そして20歳の誕生日直後にPGAツアーカードを獲得すると、今季すでに1月のファーマーズインシュランスオープンで最終日最終組を回り、2月のメキシコオープンではプレーオフに進出。以降は8試合中7試合で予選落ちと苦しい時期が続いたが、5月の前戦チャールズシュワブチャレンジで6位タイに入り、復調の兆しを見せていた。
「アマチュアの大きな大会とはやはり違います。アマチュアだと上位にいるのは2、3人ということもありますが、こっちは2~3打差に6、7人がひしめいています。みんな本当に上手いんです」と語る“若き飛ばし屋”。その言葉通り、今週は2打差に5人、3打差に3人が控える大混戦となっているが、「とにかく目の前の1打1打に集中してベストを尽くすだけです」と話す最終日に悲願のタイトルを掴み取ることができるか、注目したい。
(写真:Getty Images)
米男子ツアーのロケットクラシックは28日、ミシガン州のデトロイトゴルフクラブ ノースコース(7,370ヤード・パー72)で第3ラウンドが行われ、5位タイから出たアルドリッチ・ポットギーターが4番からの5連続を含む7バーディを奪取。ノーボギーの「65」と初日の「62」に続くビッグスコアを叩き出し、通算19アンダーでツアー初優勝に王手をかけた。
「今日はパターはつきます。いいパットがたくさん打てて、入ると思っていなかったようなパットまで決まってくれました。フロントナインで勢いに乗れたのが助けになりましたし、バックナインではパーセーブが何度も求められ、粘り強くプレーする必要がありました。パー5でバーディを獲れなかったのは残念ですが、明日はいい一日になると思います」
ポットギーターの魅力はその圧倒的なパワーだ。今季の平均飛距離はローリー・マキロイ(北アイルランド)を上回る326.6ヤード(1位)。その源にはレスリングの経験があるようで、「子どもの頃はラグビーやレスリングなどさまざまなスポーツをしていて、ゴルフだけに集中していたわけではありませんでした。そういった経験が強い体をつくってくれたと思っています」と明かした。
南アフリカで生まれ、8歳でオーストラリアへ移住。その後、新型コロナウイルスの影響で競技機会が制限されたため、17歳で南アフリカに戻った。母国への思いは強く、白いゴルフシューズのかかとの外側には南アフリカの国旗があしらわれている。
17歳で全英アマを制し、昨年はコーンフェリーツアー(米男子下部ツアー)で史上最年少優勝を達成した。そして20歳の誕生日直後にPGAツアーカードを獲得すると、今季すでに1月のファーマーズインシュランスオープンで最終日最終組を回り、2月のメキシコオープンではプレーオフに進出。以降は8試合中7試合で予選落ちと苦しい時期が続いたが、5月の前戦チャールズシュワブチャレンジで6位タイに入り、復調の兆しを見せていた。
「アマチュアの大きな大会とはやはり違います。アマチュアだと上位にいるのは2、3人ということもありますが、こっちは2~3打差に6、7人がひしめいています。みんな本当に上手いんです」と語る“若き飛ばし屋”。その言葉通り、今週は2打差に5人、3打差に3人が控える大混戦となっているが、「とにかく目の前の1打1打に集中してベストを尽くすだけです」と話す最終日に悲願のタイトルを掴み取ることができるか、注目したい。
(写真:Getty Images)
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