海外男子
シェフラーがミュアフィールドで連覇 ニクラスが称賛「本物の王者」
2025年6月2日(月)午後4:44

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昨年に続き、今年も米ツアーのザ・メモリアルトーナメントを制したのは世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米)。難関のミュアフィールドビレッジゴルフクラブを冷静に攻略し、ゴルフ界のレジェンド、ジャック・ニクラス(米)の目の前で、歴史に名を刻む連覇を達成した。
この快挙に、大会ホストのニクラスは、「彼は“素晴らしい”という言葉では足りない。今日のようなコンディションをマネージメントできるのは、真の王者だけ。スコッティはミスをしない位置にボールを運び、必要な時にギアを上げる。それが本物の王者」と惜しみない賛辞を送った。
今回のシェフラーのプレーを見ていると、派手さはなかったが、確実に負けないゴルフを貫いていた。特に最終日は、わずか1ボギー。ティーショットの正確性で嫌なラフを避け続け、後続を寄せ付けなかった。
「15番でバーディを獲って、16番はパー。内容は悪くなかったのに詰められた。でも、自分のプレーを信じて集中し続けた」
勝負を分けたのは、10番からの攻防。1打差に迫られた11番、約4mのバーディパットをねじ込み、流れを自分の手元に引き戻した。一方、優勝争いをしていたベン・グリフィン(米)はこのホールで短いバーディパットを逃し、形勢は決した。
ニクラウスはこう語る。「大事なのは、勝つために何を“しないか”を知っていること。スコッティは今日、危険を冒す必要がないと理解していた。だから勝ったんだ」。
また、「私がプレーしていた時より、スコッティの方が安定している。こんなに観ていて楽しい選手はいない」とニクラスが言うと、シェフラーは「この場所で、ゴルフ界の最高のレジェンドと並んで話すなんて、不思議な気分」。
シェフラーの強さは今だけにとどまらない。その精神的成熟が、ゴルフを単なる勝負の場から、人生の舞台へと昇華させている。「目の前のことに集中すること。大学時代、コーチに言われた。コースではゴルフに、家では家族に。そうしないと、どちらも楽しめなくなる。今の積み重ねが未来になる」(シェフラー)
(写真:Getty Images)
この快挙に、大会ホストのニクラスは、「彼は“素晴らしい”という言葉では足りない。今日のようなコンディションをマネージメントできるのは、真の王者だけ。スコッティはミスをしない位置にボールを運び、必要な時にギアを上げる。それが本物の王者」と惜しみない賛辞を送った。
今回のシェフラーのプレーを見ていると、派手さはなかったが、確実に負けないゴルフを貫いていた。特に最終日は、わずか1ボギー。ティーショットの正確性で嫌なラフを避け続け、後続を寄せ付けなかった。
「15番でバーディを獲って、16番はパー。内容は悪くなかったのに詰められた。でも、自分のプレーを信じて集中し続けた」
勝負を分けたのは、10番からの攻防。1打差に迫られた11番、約4mのバーディパットをねじ込み、流れを自分の手元に引き戻した。一方、優勝争いをしていたベン・グリフィン(米)はこのホールで短いバーディパットを逃し、形勢は決した。
ニクラウスはこう語る。「大事なのは、勝つために何を“しないか”を知っていること。スコッティは今日、危険を冒す必要がないと理解していた。だから勝ったんだ」。
また、「私がプレーしていた時より、スコッティの方が安定している。こんなに観ていて楽しい選手はいない」とニクラスが言うと、シェフラーは「この場所で、ゴルフ界の最高のレジェンドと並んで話すなんて、不思議な気分」。
シェフラーの強さは今だけにとどまらない。その精神的成熟が、ゴルフを単なる勝負の場から、人生の舞台へと昇華させている。「目の前のことに集中すること。大学時代、コーチに言われた。コースではゴルフに、家では家族に。そうしないと、どちらも楽しめなくなる。今の積み重ねが未来になる」(シェフラー)
(写真:Getty Images)
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