米男子ツアーのザ・メモリアルトーナメント（オハイオ州／ミュアフィールドビレッジゴルフクラブ）を前にスコッティ・シェフラー（米）が28日、記者会見に臨んだ。今季はすでにメジャーを含む2勝を挙げており、「十分に休息は取れた。準備は整っている」と意気込みを語った。

　会見では、彼の強さを象徴するバウンスバック率の高さにも注目が集まった。シェフラーは「ジュニア時代はミスを引きずっていたが、年々メンタルの強さが向上している」と自己分析し、ミスの後こそ集中力を高めて戦う姿勢が成績につながっていると話した。

　また、大会ホストであるジャック・ニクラウス氏の「自分が誰であろうと勝つ保証などない」という言葉についても言及。「大会は全員がイーブンパーから始まる。過信すれば集中を欠き、結果に影響する」と語り、常に謙虚な気持ちで臨む大切さを強調した。

　会見の終盤には、過去大会での印象深いエピソードも披露。優勝を逃した際、ニクラウス氏から「いつかこのグリーンで優勝パットを決める日が来る」と声をかけられた出来事が、その後の優勝によって現実となったことを「とても印象的な出来事」と振り返った。

（写真：Getty Images）