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ツアーチャンピオンシップのハンデ制が廃止 シャウフェレ「本当の意味で誰にでも勝つチャンス」
2025年5月29日(木)午後0:07

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PGAツアーは27日、プレーオフシリーズ最終戦「ツアーチャンピオンシップ」のフォーマットの変更を発表した。多くの選手たちからは好意的な反応が寄せられているようだ。今年からは、これまで賛否が分かれていたハンデ制が廃止され、全選手がイーブンパーからスタートする。
従来の方式では、第2戦終了時のポイントランク上位選手にハンデが与えられ、1位は10アンダー、2位は8アンダーといったように、スタート時点で差がついていた。しかし、この仕組みについては選手とファンの双方から「分かりにくい」「公平性に欠ける」といった声が上がっていた。
昨年の年間王者であるスコッティ・シェフラー(米)は、「最後に勝ちたければ、自分のプレーで勝ち取らなければならない。ただそれだけ」と、今回の改革を支持している。
ハンデがなければ72ホールのスコアで優勝していた過去を持つコリン・モリカワ(米)や、ザンダー・シャウフェレ(米)も新たな制度を歓迎。モリカワは「他のスポーツと同じように、同じ条件でタイトルを争うのが本来あるべき形だ」とし、シャウフェレは「これで本当の意味で誰にでも勝つチャンスがある大会になる」と述べた。
また、マックス・ホーマ(米)は、全員が同じ条件からスタートすることで「よりドラマチックな展開が期待できるようになる。30位で出場しても優勝できる可能性がある。それこそがこの大会の魅力の一つとなる」と話している。
加えて、PGAツアーは二つの変更点もあわせて発表した。一つ目はコース設定の見直し。ファンからの要望に応える形で、リスクとリターンが明確に表れるホールを増やし、優勝スコアがイーブンパーに近づくように調整する。
二つ目は出場条件の厳格化。2025年大会でも出場選手は30人に限定されるが、将来的にはプレーオフシリーズ全体の競争をより激しくするために、最終戦に進む条件の見直しも検討されている。
また、ハンデ制の廃止に伴い、賞金の配分方法も見直される予定だ。シーズンを通した成績を評価しつつ、ツアー選手権での順位がより重要視される仕組みへと変更される。
今回の改革は、2024年から本格的にスタートしたファン調査プロジェクト「Fan Forward」で寄せられた意見をもとにまとめられたもの。PGAツアーは今後も選手とファンの声を取り入れながら、より分かりやすく、競争力のあるツアー運営を目指していくという。
(写真:Getty Images)
従来の方式では、第2戦終了時のポイントランク上位選手にハンデが与えられ、1位は10アンダー、2位は8アンダーといったように、スタート時点で差がついていた。しかし、この仕組みについては選手とファンの双方から「分かりにくい」「公平性に欠ける」といった声が上がっていた。
昨年の年間王者であるスコッティ・シェフラー(米)は、「最後に勝ちたければ、自分のプレーで勝ち取らなければならない。ただそれだけ」と、今回の改革を支持している。
ハンデがなければ72ホールのスコアで優勝していた過去を持つコリン・モリカワ(米)や、ザンダー・シャウフェレ(米)も新たな制度を歓迎。モリカワは「他のスポーツと同じように、同じ条件でタイトルを争うのが本来あるべき形だ」とし、シャウフェレは「これで本当の意味で誰にでも勝つチャンスがある大会になる」と述べた。
また、マックス・ホーマ(米)は、全員が同じ条件からスタートすることで「よりドラマチックな展開が期待できるようになる。30位で出場しても優勝できる可能性がある。それこそがこの大会の魅力の一つとなる」と話している。
加えて、PGAツアーは二つの変更点もあわせて発表した。一つ目はコース設定の見直し。ファンからの要望に応える形で、リスクとリターンが明確に表れるホールを増やし、優勝スコアがイーブンパーに近づくように調整する。
二つ目は出場条件の厳格化。2025年大会でも出場選手は30人に限定されるが、将来的にはプレーオフシリーズ全体の競争をより激しくするために、最終戦に進む条件の見直しも検討されている。
また、ハンデ制の廃止に伴い、賞金の配分方法も見直される予定だ。シーズンを通した成績を評価しつつ、ツアー選手権での順位がより重要視される仕組みへと変更される。
今回の改革は、2024年から本格的にスタートしたファン調査プロジェクト「Fan Forward」で寄せられた意見をもとにまとめられたもの。PGAツアーは今後も選手とファンの声を取り入れながら、より分かりやすく、競争力のあるツアー運営を目指していくという。
(写真:Getty Images)
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