海外女子メジャー第2戦の全米女子オープンゴルフ選手権が29日、ウィスコンシン州のエリンヒルズ（6,835ヤード・パー72）で幕を開ける。日本勢は西郷真央、古江彩佳、山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛、笹生優花、岩井千怜、畑岡奈紗、小祝さくら、河本結、桑木志帆、鈴木愛、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜、馬場咲希、泉田琴菜、池羽陽向、林菜乃子、アマチュアの木村葉月、長沢愛羅の総勢21人が集結する。

　ペンシルベニア州のランカスターカントリークラブで行われた昨年大会は笹生が制した。3打差単独5位からスタートした最終日に5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「68」と2つ伸ばし、単独4位から出た渋野らを逆転。2021年以来の大会2勝目を飾った。また、渋野が単独2位、古江が6位タイ、小祝、竹田が9位タイと日本勢の活躍が目立つ大会となった。

　その日本勢は今季、過去最多の13人が米ツアーを主戦場としている。ここまでの12試合で竹田、西郷、岩井千怜の3人が優勝。マッチプレー大会を除けばすべての試合でいずれかの選手がトップ10入りを果たしており、最高峰ツアーの一大勢力となっている。歴代覇者の笹生、メジャー連勝に挑む西郷、2週連続優勝を狙う岩井千怜には大きな注目が集まりそうだが、今週は誰が優勝争いを賑わせてくれるか楽しみだ。

　世界ランク1位のネリー・コルダ（米）は大会初制覇に挑戦。そのほか、ジーノ・ティティクル（タイ）、リディア・コ（ニュージーランド）、イン・ルオニン（中）、ユ・ヘラン（韓）、リリア・ブー（米）、キム・ヒョージュ（韓）、エンジェル・イン（米）や、歴代チャンピオンのアリセン・コープス（米）、ミンジー・リー（豪）、キム・アリム（韓）、アリヤ・ジュタヌガーン（タイ）らが参戦する。

（写真：Getty Images）