全米プロ連覇がかかるシャウフェレ クエイルホローに縁深いマキロイとトーマス
2025年5月15日(木)午後3:23

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15日、全米プロゴルフ選手権がクエイルホロークラブ(米ノースカロライナ州)で開幕する。注目選手が揃う今大会には、それぞれ異なる意味で“ディフェンディング・チャンピオン”と呼べる3人の選手が出場する。
昨年覇者のザンダー・シャウフェレ(米)、クエイルホローで開催された2017年王者のジャスティン・トーマス(米)、昨年に同コースで行われたトゥルーイストチャンピオンシップ(当時はウェルズファーゴチャンピオンシップ)で勝利したローリー・マキロイ(北アイルランド)である。
シャウフェレは昨年、念願のメジャー初タイトルを手にし、その後の全英オープンでも勝利を挙げて波に乗った。長らく「メジャー未勝利の実力者」とされてきたが、今では世界屈指のプレーヤーだ。今季は初めの肋骨の負傷により出遅れたものの、直近4大会ではすべて18位以内、マスターズでは8位と調子を取り戻しつつある。
トーマスは、クエイルホローでの全米プロ初制覇から8年が経った。2022年には再び全米プロで勝利を収めたが、その後は勝利から遠ざかっていた。しかし、先月のRBCヘリテイジで優勝、さらに前週大会では2位タイと復調の兆しを見せている。「初めてのメジャー制覇は特別な週だった」とトーマスは当時を振り返る。
マキロイは、クエイルホローと最も縁が深い存在。これまでに今コースで4度の優勝を果たしている。爆発的な飛距離と独自のマネージメントで、他の選手が真似できないプレーを展開してきた。「最高のドライバーショットを打つ」とトーマスも称賛する。
今週は雨のためコースがソフトになると予想されており、ドライバーショットの精度がより一層問われる展開になりそうだ。
(写真:Getty Images)
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