ゴルフの祭典とも呼ばれるマスターズトーナメントが10日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ（7,555ヤード・パー72）でスタート。2013年の全米オープンゴルフ選手権以来12年ぶり2度目のメジャー制覇を目指すジャスティン・ローズ（英）が8バーディ、1ボギーの「65」をマークし、7アンダー単独首位に立った。

　今季メジャー初戦にはPGAツアーと統合交渉中のLIVゴルフからも多数の選手が参戦している。出場95人中、ジョン・ラーム（スペイン）、ダスティン・ジョンソン（米）、パトリック・リード（米）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、ババ・ワトソン（米）、シャール・シュワーツェル（南ア）、フィル・ミケルソン（米）の歴代王者7人を含む12人がフィールドに名を連ねた。

　その中で好発進を切ったのは昨年の全米オープン覇者であるブライソン・デシャンボー（米）だ。松山英樹と同組で回った31歳の飛ばし屋は7バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフながらも「69」にまとめ、「マスターズでアンダーパーなんて最高のスタートだ。週末に向けて自分自身にいいチャンスを与えられた」とコメント。ローズから4打差の3アンダー5位タイにつけた。

　一方で歴代覇者のラームとミケルソンにとっては苦しい初日に。ラームは2バーディに対して5つのボギーを叩いて「75」。ミケルソンは3オーバーで迎えた14番と16番のバーディで流れを掴んだかに見えたが、上がり2ホール連続ボギーでこちらも「75」。3オーバー63位タイと2日目の巻き返しが必要な状況となっている。

■LIVゴルフ勢の初日成績
5位（-3）ブライソン・デシャンボー
5位（-3）ティレル・ハットン
11位（-1）キャメロン・スミス
11位（-1）パトリック・リード
11位（-1）ババ・ワトソン
27位（E）ホアキン・ニーマン
27位（E）セルヒオ・ガルシア
51位（+2）シャール・シュワーツェル
51位（+2）ダスティン・ジョンソン
51位（+2）ブルックス・ケプカ
63位（+3）ジョン・ラーム
63位（+3）フィル・ミケルソン

（写真：Getty Images）