米男子ツアーのフェデックスカップ・フォール（秋シリーズ）第3戦、ブラックデザートチャンピオンシップは13日に最終日の競技が行われ、レフティのマット・マッカーティ（米）が通算23アンダーまでスコアを伸ばし、PGAツアー昇格2試合目にして初勝利を手にした。

　8試合で構成される秋シリーズは、主にプレーオフシリーズ初戦終了時点のポイントランク51位以下の選手が来季の出場資格順位を争うもの。最終戦のザ・RSMクラシック（11月21日～）終了時点で125位までに入った選手がシード権を獲得し、51位から60位までの選手にはシグネチャーイベント2試合の出場権が付与される。

　ブラックデザートチャンピオンシップで初優勝を飾ったマッカーティは、大会前のポイントランク232位から95位へジャンプアップ。シグネチャーイベントのAT&Tペブルビーチプロアマ（2025年1月30日～）とザ・ジェネシスインビテーショナル（2月13日～）に出場できる60位までは約465ポイント差となった。

　また、8位タイと健闘したヘンリック・ノーランダー（スウェーデン）が131位からシード圏内の119位へ浮上。一方、マッカーティとノーランダーの上昇に伴い、テイラー・モンゴメリー（米）が124位から128位、マイケル・キム（米）が125位から129位とシード圏外へ転落している。

　決勝ラウンドで連日の「67」をマークして通算13アンダー25位タイに入った久常涼は1ランクアップの88位となった。

　秋シリーズ第4戦、シュライナーズチルドレンズオープンは17日から米ネバダ州のTPCサマーリンで開催される。

（写真：Getty Images）