開幕から2試合続けて海外勢に優勝を許している日本勢が逆襲に出る。

　今週行われる国内女子ツアーの今季第3戦は、新設トーナメントのTポイントレディスゴルフトーナメント（鹿児島・鹿児島高牧カントリークラブ）。賞金女王・横峯さくらの故郷でもある鹿児島でのツアー競技開催は、2006年以来4年ぶり。横峯がゴルフに出会い、プロゴルファーとして巣立った地での優勝に意欲を燃やしている。

　ここまで開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントではアン・ソンジュ（韓）に、先週のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップではウェイ・ユンジェ（台）と、2試合続けて優勝は外国人選手に奪われた。グローバル化が進む世界の女子ゴルフ界では当たり前といえば当たり前の現象だが、それでも日本勢は危機感を感じており、横峯の他に諸見里しのぶ、有村智恵、古閑美保、不動裕理ら実力者が揃って参戦する3戦目は、全力で白星を狙っている。

　また、松伏第二中1年で石川遼の妹、石川葉子も主催者推薦でツアー初参戦。大会前に27ホールの練習ラウンドを行うなど、兄譲りの意欲的な姿勢を見せた。ジュニアとは違うプロのセッティングに苦戦が予想されるが、目標に掲げる「80切り」を達成したいところだ。