51歳のジュリー・インクスター（米）が、ツアー最年長優勝に向けて首位タイでスタートした。

　米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待第1ラウンド（現地時間10日／メキシコ、グアダラハラCC）を、5アンダー67でプレーしたインクスターは、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）と首位を並走。ベス・ダニエル（米）が、2003年のBMOファイナンシャル・グループ・カナディアン女子オープンで打ち立てた、46歳8か月29日の記録を大きく塗り替える最年長優勝を視野に入れている。

「（大会ホステスの）ロレーナが大好きだから、この大会で優勝したい。みんなも同じ気持ちだろうけど。自分は安定したプレーヤーだから」と、ホール・オブ・フェイマーらしい自信をのぞかせた。

　これに対抗するのが、現在ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.2のピーターセンだ。今季は2勝しているが、まだまだ本人には不足。インクスターの記録の前に立ちはだかり、3勝目を挙げようとやる気満々だ。

　首位タイの2人に1打差の単独3位にはミーナ・リー（韓）がつけ、さらに1打遅れてカトリオーナ・マシュー（スコットランド）が単独4位。首位タイから3打差の5位タイにクリスティー・カー（米）、ポーラ・クリーマー（米）、ミッシェル・ウィー（米）などの実力者たちが追っている。

　日本勢は宮里美香が1アンダー71で11位タイ、宮里藍がイーブンパー72で16位タイと、いずれもまずまずのスタートを切った。

　今季8勝目を狙うヤニ・ツェン（台）は、4オーバー76を叩いて、出場36人中34位と出遅れている。