宮里藍、宮里美香、上田桃子の3人の日本勢が、アジアを舞台にした米女子ツアーの一戦で、バーディ合戦に挑む。

　3人は、現地時間13日からのアジアシリーズ第2戦、サイム・ダービーLPGAマレーシア（マレーシア、クアラルンプールG＆CC）に参戦するが、ここはアグレッシブなプレーが生きてくるセッティングだ。

　女子の大会でも近頃は忍耐以上に攻撃力が問われるが、3人はそれぞれの持ち味を生かしたいところ。今季2勝目を狙う宮里藍、初優勝を求める宮里美香、上田。それぞれの強い想いをプレーに結び付ることができれば、おのずと結果はついてくるはずだ。

　また、先週のLPGAハナバンク選手権で今季6勝目を飾り、圧倒的な強さを見せているヤニ・ツェン（台）は、これで35週連続してロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1に鎮座。賞金ランキング、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーへのポイントランキングはもちろんのこと、他に優勝試合数、バーディ数、アンダーパーラウンド数、60台ラウンド数、トップ10フィニッシュの数、パーオン率、平均ストローク、ドライビングディスタンスなどの部門でもNo.1におり、ライバルたちの追随を許さない。シーズンは今大会を含めて残り5試合。ここでツェンが、ダメ押しのようにさらなる活躍を見せるのかどうかも楽しみだ。

　他にスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ポーラ・クリーマー（米）、ナ・エン・チョイ（韓）、クリスティー・カー（米）、ミッシェル・ウィー（米）、カリー・ウェブ（豪）、ジュリー・インクスター（米）、申智愛（韓）、モーガン・プレセル（米）、ソフィ・グスタフソン（スウェーデン）、シャンシャン・フェン（中）らが出場する。