ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）が、笑顔を武器に米女子ツアー、ウォルマートNWアーカンソー選手権（現地時間9?11日／アーカンソー州、ピナクルCC）連覇に挑む。

　今季は全英リコー女子オープンでメジャー5勝目を挙げるなど、すでに4勝と圧倒的な強さを見せているツェンは、昨年までとの違いをたびたび尋ねられると言う。この質問への答えはただ一つ。「前より笑うようにしている。悪いショットをしたときに、そのことを早く忘れられて、次にいいショットが打てる。だからいいんじゃないかな。『自分に笑って』って言い聞かせていることでポジティブになれている」と、メンタルをうまくコントロールしていることを明かした。

　昨季大会はミッシェル・ウィー（米）とのデッドヒートを制しての優勝だったが、今年はどんなプレーを見せてくれるのか。世界一の技と笑顔に注目だ。

　もちろん、昨年のリベンジをかけてウィーも参戦。クリスティー・カー（米）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、モーガン・プレセル（米）、ナ・エン・チョイ（韓）、ポーラ・クリーマー（米）ら実力者たちも顔を揃える。

　日本勢は、宮里藍、宮里美香、野村敏京の3人が出場。同週開催となる国内女子ツアーの今季公式戦第2戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯（日本時間8?11日／千葉県、キングフィールズゴルフクラブ）出場を蹴って、終盤戦を迎えた米女子ツアーに臨んでいるだけに、いずれも結果を出そうと気合いが入っているにちがいない。