レッスン
重いものを振って飛距離アップ 大岩龍一
2022年10月13日(木)午後5:40
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飛ばすためにはどうすればいいのか? 多くのゴルファーはそれを実現するために、日々頑張っているのではないでしょうか。特に最近は、世の中に情報があふれているので、いろいろな練習に取り組んでいる人が多いように思います。
練習することは悪いことではないと思います。ただそのときに気をつけてほしいのは、万人に共通する“飛ぶ秘訣”はあまりないということです。
人それぞれに体格も違うし、運動能力も異なる。また、ゴルフでいえば、やってきた年数も違うし、クセも違う。そのため、「こうやったら飛距離が伸びる」という法則が全員に当てはまることはないと考えていいでしょう。
実際、僕自身、「こうして飛ばしています」ということをいっても、何の意味もないことだと思っているし、アマチュアゴルファーに、「どうしたら飛距離が伸びますか?」と聞かれたときも、その人にスイングを見てから、「ここはもう少しこうしたらどうですか」というアドバイスをしています。
ただひとつ、自分のやっている練習で皆さんにもお勧めできるものがあります。それは、重いものを振ることです。
皆さんもご存じのように、ドライバー自体は軽い(通常300g前後。一方、5番アインはカーボンシャフトでも360g前後)わけですが、そのドライバーよりも重くて長いものを速く振れるようになれば確実にヘッドスピードは上がります。
僕は、ドライバーの2倍前後の重さがあるスイング練習用のバットを振っていますが、そういうものがなければ、アイアン2本を持ってやってもOK(写真①)。とにかく重いものをビュンビュン振ってください。この練習をやることで下半身の正しい使い方も自然と身につくので、飛距離アップだけでなく、スイング矯正にも役立つと思います。
ただし、いきなりやると体を痛めるかもしれないので、そこだけはご注意を。(協力:千葉県木更津市・PGMマリアゴルフリンクス)
大岩龍一(おおいわ・りゅういち)
1997年12月17日、千葉県生まれ。8歳からゴルフを始め、日本大学進学後、2018年にプロ転向。2019年ABEMAツアーで2020-21年のレギュラーツアー前半戦の出場権をつかむと、9月のパナソニックオープンまでに最終日最終組を3度経験。予選通過した7試合すべてで8位以内に入り初シード(賞金ランク23位)を決めた。今季は2年連続シード入りと初優勝を目指す。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/10/7 発売号より転載)
練習することは悪いことではないと思います。ただそのときに気をつけてほしいのは、万人に共通する“飛ぶ秘訣”はあまりないということです。
人それぞれに体格も違うし、運動能力も異なる。また、ゴルフでいえば、やってきた年数も違うし、クセも違う。そのため、「こうやったら飛距離が伸びる」という法則が全員に当てはまることはないと考えていいでしょう。
実際、僕自身、「こうして飛ばしています」ということをいっても、何の意味もないことだと思っているし、アマチュアゴルファーに、「どうしたら飛距離が伸びますか?」と聞かれたときも、その人にスイングを見てから、「ここはもう少しこうしたらどうですか」というアドバイスをしています。
ただひとつ、自分のやっている練習で皆さんにもお勧めできるものがあります。それは、重いものを振ることです。
皆さんもご存じのように、ドライバー自体は軽い(通常300g前後。一方、5番アインはカーボンシャフトでも360g前後)わけですが、そのドライバーよりも重くて長いものを速く振れるようになれば確実にヘッドスピードは上がります。
僕は、ドライバーの2倍前後の重さがあるスイング練習用のバットを振っていますが、そういうものがなければ、アイアン2本を持ってやってもOK(写真①)。とにかく重いものをビュンビュン振ってください。この練習をやることで下半身の正しい使い方も自然と身につくので、飛距離アップだけでなく、スイング矯正にも役立つと思います。
写真①
ただし、いきなりやると体を痛めるかもしれないので、そこだけはご注意を。(協力:千葉県木更津市・PGMマリアゴルフリンクス)
大岩龍一(おおいわ・りゅういち)
1997年12月17日、千葉県生まれ。8歳からゴルフを始め、日本大学進学後、2018年にプロ転向。2019年ABEMAツアーで2020-21年のレギュラーツアー前半戦の出場権をつかむと、9月のパナソニックオープンまでに最終日最終組を3度経験。予選通過した7試合すべてで8位以内に入り初シード(賞金ランク23位)を決めた。今季は2年連続シード入りと初優勝を目指す。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/10/7 発売号より転載)
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