イー・ユンジュン（韓）がメジャー優勝経験を持つモーガン・プレセル（米）をプレーオフで撃破。米女子ツアー初優勝を飾った。

　同ツアーのジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック（オハイオ州シルバニア、ハイランドメドーズGC）は現地時間5日、最終ラウンドの競技を終了。前日10アンダー61を叩き出し通算18アンダー単独首位に立ったイーは4打差2位タイでスタートしたプレセルに猛追された。

　2バーディ、2ボギーのイーブンパー71とスコアを伸ばせず、両者通算18アンダーでプレーオフに突入。1ホール目の18番でツアー2年目のイーが勝利のプレッシャーに負けることなく、バーディを奪ってプレセルを下した。「スコアボードを見ないで自分のゴルフに集中するだけでした」と振り返ったイー。この勝ち星で次週に開催される全米女子オープンの出場権を最後の最後で手に入れた。

　また、ルーキーのミッシェル・ウィー（米）が7アンダー64の好スコアをマークし、通算16アンダー3位タイ。ロレックスランク（女子世界ランク）No.2のヤニ・ツェン（台）がスーザン・ピーターセン（ノルウェー）と同じ通算15アンダー6位タイに食い込んだ。同ランクNo.1のロレーナ・オチョア（メキシコ）はスコアを3つ伸ばしたものの通算14アンダー8位タイ。通算12アンダー17位タイの申智愛（韓）と共に、調子の上がる気配が見られず、次週の大一番を前に不安の残るプレーとなった。

　一方、日本勢は宮里藍が1アンダー70で回り通算8アンダー33位タイ。上田桃子、大山志保はいずれも1つスコアを落として通算5アンダー54位タイで大会を終えた。尚、宮里美香は予選で姿を消している。