海外男子
プレーオフシリーズ史上初の連覇 パトリック・キャントレーの4日間
2022年8月23日(火)午後0:13
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パトリック・キャントレー(米)が、PGAツアーのプレーオフシリーズ第2戦、BMWチャンピオンシップ(米デラウェア州/ウィルミントンカントリークラブ/7,534ヤード・パー71)を連覇した。
プレー中はほとんど笑顔を見せず、沈着冷静なことからアイスパティと呼ばれているキャントレーは3アンダー13位タイから出て、2日目は通算6アンダー6位タイ。3日目に「65」を記録して、通算12アンダー単独首位に浮上すると、そのまま逃げ切り(通算14アンダー)、同シリーズが創設された2007年以来、史上初の連覇を達成した。
「とても嬉しい。去年よりも良い感じで勝利することができた。今年は調子が良い。特に最終日のプレーが上手くいっている」
最終戦のツアーチャンピオンシップで優勝すれば2年連続の年間王者に輝くキャントレー。勢いそのままに頂点に登り詰めるのか、注目したい。
タイトリスト ブランドアンバサダーのパトリック・キャントレーはプロV1xと14本すべてのゴルフクラブをタイトリストで戦い、プレーオフシリーズ史上初めてとなる2年連続優勝を達成。ストロークゲインド:Tee to Green(+8.821)で2位、SG:Off the Tee(+4.011)で3位、SG:アプローチ(+5.173)で6位、スクランブリングで2位タイ(80%)とすべてのショットに抜群の安定感を見せ通算14アンダー(68、68、65、69)とすべてのラウンドで60台をマークし、ツアー通算8勝目を飾った。
■キャントレーのギアセッティング
ボール:プロV1x
ドライバー:TS3(9.5°/Mitsubishi Diamana ZF 60 TX)
フェアウェイメタル:915F(15.0°/Mitsubishi Diamana ZF 70 TX) 、TS2(21.0°/Mitsubishi Diamana ZF 80 TX)
アイアン:718 AP2(#4-#9/True Temper Dynamic Gold 120 Tour Issue X100)
ウェッジ:ボーケイ・デザイン SM7(46.10F、52.08F/True Temper Dynamic Gold Tour Issue S300)、SM9(56.08M:@57°)、WedgeWorks (60T/True Temper Dynamic Gold Tour Issue S300)
パター:スコッティ・キャメロン Phantom X 5 tour prototype
■キャントレーがプロV1xを選んだ理由
「私がゴルフボールに求めるものは一貫性です。同じショットを何度繰り返しても同じ結果になること。結果を予測できることが最も大切なのです。ゴルフは状況によって攻め方が変わりますが、だからこそゴルフボールの性能は常に一貫していないとなりません。
また、ラウンドで使用するゴルフクラブの性能が変わることがありません。バンカーで使ってソールが削れたとしても、5番アイアンの性能に変化はなくそのまま同じクラブを使用します。
しかし、ゴルフボールは必ずしも一つのボールでプレーするわけではありません。バンカーショットを打った次のホールでは、新しいボールに変えたりするからです。1ラウンドで6個のボールを使用することもあるのです。
ですから、品質管理に優れたボールを選ぶことは非常に重要だと思います。私は1ダース中のすべてのボールの品質が均一であることの難しさを知っています。
プロV1xを使用している今、ラウンド中にそれについて考えることはありませんが…。(プロV1xなら)どのボールもまったく同じであり、同じパフォーマンスを発揮してくれると信じているからです。ボールの品質・性能の均一性が私に大きな自信をもたらしてくれるのです」
プロV1・プロV1xは7週連続でPGAツアーの勝利に貢献。今シーズン通算では31勝目となった。
■キャントレーの勝利でボーケイ・デザインウェッジがPGAツアー12連勝
キャントレーのBMWチャンピオンシップ優勝によって、ボーケイ・デザインウェッジのPGAツアー優勝貢献記録が「12試合連続」に更新された(今シーズンの勝利貢献数は32回)。
同選手は4本のボーケイ・デザインウェッジを使用。ストロークゲインド:アプローチ(+5.173)で6位、スクランブリングで2位タイ(80%)と卓越したショートゲームで4日間すべてを60台でまとめた。
「新しいクラブにスイッチするときは、必ずそれまでのモデルより優れている点を探します。私はSM9を初めて試したとき、今まで以上に弾道、距離をコントロールすることができたのですぐにバッグに入れることに決めたのです」
キャントレーは2022シーズン初めのセントリートーナメントオブチャンピオンズでSM9の56.08Mにスイッチ。マスターズからSM9 WedgeWorks 60Tを使用している。
■キャントレーに自信を与えたスコッティ・キャメロン PHANTOM X
キャントレーがスコッティ・キャメロン PHANTOM X 5ツアープロトタイプパターを使用し始めたのは、1年前のBMWチャンピオンシップだった。同選手はこのパターで2004年に統計が始まって以来最大となる、+14.6という驚異的なパッティングでフィールドをリードした。
プレーオフシリーズ最終戦のツアーチャンピオンシップを前に、キャントレーはワンパット率(43.33%)で3位にランクされ、アプローチパットパフォーマンス(ラグパット)では部門別1位となっている。
さらにバーディ以上のコンバージョン率は37.21%で2位。キャントレーはBMWチャンピオンシップにおいても最終ラウンドで7フィート以内からの15回のパットをすべて決め、10~15フィートのミドルパットでも57.1%と高い決定率をみせた。キャントレーの勝利によってスコッティ・キャメロンパターは、2021-22年のPGAツアーで21勝目を獲得した。
「私は何年もの間、ブレードスタイルのNewport2 GSツアープロトタイプを使ってきましたが、フェースバランスのPHANTOM X 5にしたことで方向性もよく、真っすぐ後ろにテークバックするイメージが掴みやすくなりました。ボールの打ち出し状況がとてもよくなり、それがよいパッティング結果につながっています」
キャントレーが使用するPHANTOM X 5にはトップラインにサイトラインがあるが(市販モデル同様)、同選手はプロV1xにもラインを入れることでショートパットの方向性が合わせやすくなったと語っている。
プレー中はほとんど笑顔を見せず、沈着冷静なことからアイスパティと呼ばれているキャントレーは3アンダー13位タイから出て、2日目は通算6アンダー6位タイ。3日目に「65」を記録して、通算12アンダー単独首位に浮上すると、そのまま逃げ切り(通算14アンダー)、同シリーズが創設された2007年以来、史上初の連覇を達成した。
「とても嬉しい。去年よりも良い感じで勝利することができた。今年は調子が良い。特に最終日のプレーが上手くいっている」
最終戦のツアーチャンピオンシップで優勝すれば2年連続の年間王者に輝くキャントレー。勢いそのままに頂点に登り詰めるのか、注目したい。
(C)Getty Images
タイトリスト ブランドアンバサダーのパトリック・キャントレーはプロV1xと14本すべてのゴルフクラブをタイトリストで戦い、プレーオフシリーズ史上初めてとなる2年連続優勝を達成。ストロークゲインド:Tee to Green(+8.821)で2位、SG:Off the Tee(+4.011)で3位、SG:アプローチ(+5.173)で6位、スクランブリングで2位タイ(80%)とすべてのショットに抜群の安定感を見せ通算14アンダー(68、68、65、69)とすべてのラウンドで60台をマークし、ツアー通算8勝目を飾った。
■キャントレーのギアセッティング
ボール:プロV1x
ドライバー:TS3(9.5°/Mitsubishi Diamana ZF 60 TX)
フェアウェイメタル:915F(15.0°/Mitsubishi Diamana ZF 70 TX) 、TS2(21.0°/Mitsubishi Diamana ZF 80 TX)
アイアン:718 AP2(#4-#9/True Temper Dynamic Gold 120 Tour Issue X100)
ウェッジ:ボーケイ・デザイン SM7(46.10F、52.08F/True Temper Dynamic Gold Tour Issue S300)、SM9(56.08M:@57°)、WedgeWorks (60T/True Temper Dynamic Gold Tour Issue S300)
パター:スコッティ・キャメロン Phantom X 5 tour prototype
■キャントレーがプロV1xを選んだ理由
「私がゴルフボールに求めるものは一貫性です。同じショットを何度繰り返しても同じ結果になること。結果を予測できることが最も大切なのです。ゴルフは状況によって攻め方が変わりますが、だからこそゴルフボールの性能は常に一貫していないとなりません。
また、ラウンドで使用するゴルフクラブの性能が変わることがありません。バンカーで使ってソールが削れたとしても、5番アイアンの性能に変化はなくそのまま同じクラブを使用します。
しかし、ゴルフボールは必ずしも一つのボールでプレーするわけではありません。バンカーショットを打った次のホールでは、新しいボールに変えたりするからです。1ラウンドで6個のボールを使用することもあるのです。
ですから、品質管理に優れたボールを選ぶことは非常に重要だと思います。私は1ダース中のすべてのボールの品質が均一であることの難しさを知っています。
プロV1xを使用している今、ラウンド中にそれについて考えることはありませんが…。(プロV1xなら)どのボールもまったく同じであり、同じパフォーマンスを発揮してくれると信じているからです。ボールの品質・性能の均一性が私に大きな自信をもたらしてくれるのです」
プロV1・プロV1xは7週連続でPGAツアーの勝利に貢献。今シーズン通算では31勝目となった。
※ダレル・サーベイ社調べ
■キャントレーの勝利でボーケイ・デザインウェッジがPGAツアー12連勝
キャントレーのBMWチャンピオンシップ優勝によって、ボーケイ・デザインウェッジのPGAツアー優勝貢献記録が「12試合連続」に更新された(今シーズンの勝利貢献数は32回)。
同選手は4本のボーケイ・デザインウェッジを使用。ストロークゲインド:アプローチ(+5.173)で6位、スクランブリングで2位タイ(80%)と卓越したショートゲームで4日間すべてを60台でまとめた。
「新しいクラブにスイッチするときは、必ずそれまでのモデルより優れている点を探します。私はSM9を初めて試したとき、今まで以上に弾道、距離をコントロールすることができたのですぐにバッグに入れることに決めたのです」
キャントレーは2022シーズン初めのセントリートーナメントオブチャンピオンズでSM9の56.08Mにスイッチ。マスターズからSM9 WedgeWorks 60Tを使用している。
■キャントレーに自信を与えたスコッティ・キャメロン PHANTOM X
キャントレーがスコッティ・キャメロン PHANTOM X 5ツアープロトタイプパターを使用し始めたのは、1年前のBMWチャンピオンシップだった。同選手はこのパターで2004年に統計が始まって以来最大となる、+14.6という驚異的なパッティングでフィールドをリードした。
プレーオフシリーズ最終戦のツアーチャンピオンシップを前に、キャントレーはワンパット率(43.33%)で3位にランクされ、アプローチパットパフォーマンス(ラグパット)では部門別1位となっている。
さらにバーディ以上のコンバージョン率は37.21%で2位。キャントレーはBMWチャンピオンシップにおいても最終ラウンドで7フィート以内からの15回のパットをすべて決め、10~15フィートのミドルパットでも57.1%と高い決定率をみせた。キャントレーの勝利によってスコッティ・キャメロンパターは、2021-22年のPGAツアーで21勝目を獲得した。
「私は何年もの間、ブレードスタイルのNewport2 GSツアープロトタイプを使ってきましたが、フェースバランスのPHANTOM X 5にしたことで方向性もよく、真っすぐ後ろにテークバックするイメージが掴みやすくなりました。ボールの打ち出し状況がとてもよくなり、それがよいパッティング結果につながっています」
キャントレーが使用するPHANTOM X 5にはトップラインにサイトラインがあるが(市販モデル同様)、同選手はプロV1xにもラインを入れることでショートパットの方向性が合わせやすくなったと語っている。
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2021-22 BMWチャンピオンシップ
8月18日(木)~8月21日(日)