米女子ツアーで唯一、開催地がフランスのエビアン・マスターズが、メジャートーナメントに昇格すると、ゴルフウィーク誌が報じた。

　現在、欧米両女子ツアーの1戦であり、全英リコー女子オープン（スコットランド、カーヌスティGL）の前哨戦でもある同大会。このため、両ツアーのトッププレーヤーが集結する。

　そんな中で飛び出した今回の報道によれば、2週後に迫った今年の大会（21?24日／フランス、エビアンマスターズGC）期間中に発表される内容は、大会が第5のメジャーとなり、賞金総額が今年の全米女子オープンと同じ米女子ツアー最高の350万ドル（約2億7700万円）になること。さらに開催時期が現在の7月から秋に移動することなど、いくつかの変更点を含んでいると言う。

　現在、メジャーと呼ばれる大会はクラフト・ナビスコ選手権、ウェグマンズLPGA選手権、全米女子オープン、全英リコー女子オープンの4試合だけ。だが、女子ツアーのメジャーの定義は時代によって変わってきている。また、全英女子オープンがメジャーとなった当初は、現在の4試合に加えてデュ・モーリエというメジャーがカナダで行われており、メジャー5試合を制した経験を持つカリー・ウェブ（豪）は、スーパーグランドスラマーと呼ばれているほどだ。

　いずれにしても、男子同様に外人勢の活躍が著しいことと、前コミッショナーの強引な方針により米国内でのスポンサー獲得に苦しむ同ツアーの思惑と、欧州女子ツアー、スポンサーなどの考えがうまく一致した結果のようだ。