国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップは8日、茨城県の茨城GC西Cを舞台に第2ラウンドの競技を行った。だが、激しい雷によりおよそ2時間の中断を挟んだため、全員がホールアウトできず日没サスペンデッドが決定。そんな中、早い時間にスタートしていたディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子が4アンダー68で回り、通算8アンダーで暫定ながら単独首位を守った。

　1打差の暫定2位から全美貞（韓）が追い、通算5アンダー暫定3位タイに“ピンクパンサー”ことポーラ・クリーマー（米）、諸見里しのぶ、李知姫（韓）の3人。3連続を含む6バーディ（1ボギー）の猛攻を披露した横峯さくらは通算4アンダーまでスコアを伸ばし、初日の34位タイから前週優勝の有村智恵（12ホール終了）、若林舞衣子（11ホール終了）、佐藤靖子（15ホール終了）と並ぶ、暫定6位タイまで急浮上した。

　暫定首位に立った福嶋は、前半から持ち前の飛距離を生かし2つあるパー5でともにバーディを奪取。ハーフターン後もバーディを重ね、5バーディ、1ボギーの4アンダー68でホールアウトした。スコアを通算8アンダーとし、連覇に向け最高の位置を確保。国内外合わせて通算25勝を誇る実力者は、得意としている今大会で最後までトップを走り切るつもりだ。

　その他、昨季女王の古閑美保、不動裕理、上原彩子らが通算1アンダー暫定17位タイに続き、クリスタルガイザーレディスで今季最高の5位タイに入った飯島茜が通算イーブンパー暫定24位タイ。三塚優子も通算2オーバー暫定32位タイにつけたが、注目の金田久美子（9ホール終了）は通算10オーバー暫定100位タイに低迷している。