ロレーナ・オチョア（メキシコ）がスーザン・ピーターセン（ノルウェー）との激闘を制した。

　米女子ツアー、コロナ選手権最終ラウンド（現地時間26日、メキシコ、トレス・マリアス・レジデンシャルCC）を1打差単独首位でスタートしたオチョアは、同じ組のピーターセンと激戦を展開した。

　2007年賞金ランク1位、2位の息詰まる優勝争いの中、3番で先にバーディを奪ったピーターセンに、オチョアは激しく食らいつかれた。11番でオチョアがボギーを叩いた後、12番でピーターセンがスコアを伸ばし、2人は通算23アンダー。この日3度目に追いつかれたときは流れが変わったように見えたが、女王オチョアは動じなかった。

　オチョアは15番でバーディを獲ると、続く16番パー5でもきっちりとバーディ。一気に2打差に広げ、終盤に18番でバーディを1つ獲っただけのピーターセンを1打差で振り切った。5アンダー68でフィニッシュし通算25アンダー。地元メキシコのギャラリーの前で勝利を手にし、オチョアは満足そうに笑顔を振りまいた。

　また、宮里藍が1バーディ、1ボギーで迎えた8番パー5で値千金のイーグル奪取。後半も10番、13番、15番とバーディを重ねて、一時は通算13アンダーまでスコアを伸ばした。だが、16番から連続ボギー。結局この日は3アンダー70で回り、通算11アンダー13位に終わった。

　その他、ヤニ・ツェン（台）が通算16アンダー5位タイに入った。ルーキーのミッシェル・ウィー（米）がこの日4アンダー69でプレーして通算14アンダー10位タイ。宮里美香はスコアを1つ落として通算3アンダー43位タイで大会を終了した。