ロレーナ・オチョア（メキシコ）の地元、メキシコで3週間ぶりの米女子ツアーが行われる。

　メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権以来となる同ツアーのコロナ選手権は、メキシコのトレス・マリアス・レジデンシャルCCで現地時間23日に開幕。ディフェンディング・チャンピオンとして臨むオチョアは「開幕が待ちきれない。自分の国でファンの前でプレーできるのは特別なこと。本当にハッピー」と喜びを全身で表した。「どうしても優勝したいので一生懸命頑張りたい」と現実もきっちり見据えている。

　賞金ランキング首位の申智愛（韓）は3週連続日本ツアー参戦で欠場するため、オチョアが定位置を奪い返すチャンス。それだけに、メキシコのゴルフファンの熱狂ぶりも関心が高まる。

　また、クラフト・ナビスコ選手権優勝のブリタニー・リンシコム（米）も出場。メジャー最終組で優勝争いを繰り広げた親友、クリスティー・マクファーソン（米）と再び同じ組で激突する。ヤニ・ツェン（台）、ポーラ・クリーマー（米）、モーガン・プレセル（米）、カリー・ウェブ（豪）らも参戦。打倒オチョアを旗印に闘志を燃やす。

　一方、日本のエース、宮里藍はミッシェル・ウィー（米）、ステイシー・ルイス（米）と同じ組で予選ラウンドをプレー。将来有望なトリオの誰もが初優勝を目指しているだけに、それぞれのプレーぶりにも注目だ。ルーキーの宮里美香も上位進出を狙っている。