ロレックスランキング（女子世界ランキング）不動の1位をキープするロレーナ・オチョア（メキシコ）が、メジャー前哨戦でまさかの出遅れを喫した。

　メジャー大会のクラフト・ナビスコ選手権の直前に開催されている米女子ツアーのJゴルフ・フェニックスLPGAインターナショナル（アリゾナ州フェニックス、パパゴGC）は現地時間の26日、第1ラウンドの競技を行ったが、全員がホールアウトできず日没サスペンデッドが決定した。そんな中、女王オチョアはイーブンパー72とスコアを伸ばせず、4アンダー68で暫定トップに立ったキム・インキョン（韓）に4打差の暫定21位タイとまさかの出遅れ。思うようなプレーができず、苛立ちを隠しきれなかった。

　上位は、キムに1打差の暫定2位タイに申智愛（韓）、クリスティー・カー（米）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、インビー・パーク（韓）のメジャーチャンピオン4人と、池恩熹（韓）。殿堂入り選手のカリー・ウェブ（豪）は、2アンダー70で暫定7位タイにつけているが、初日は3ストローク以内に20人がひしめく混戦模様となっている。

　一方、日本勢は宮里藍が4バーディ、3ボギーの1アンダー71で暫定17位タイと好位置を確保したものの、他の3人はボロボロのスタートとなってしまった。06年国内ツアー賞金女王の大山志保は、1バーディ、6ボギーで迎えた16番終了時点でサスペンデッドとなり、5オーバー暫定96位タイ。ツアー2年目の上田桃子とルーキーの宮里美香は、ともに7オーバー79、暫定124位と大きく出遅れ。2日目に好スコアを出さなければ、予選通過も危ない状況に追い込まれている。