ルーキー、宮里美香が初優勝の狙える位置に順位を上げた。

　米女子ツアー今季第2戦、ホンダLPGAタイランド第2ラウンドが現地時間27日、タイ、シャムCCプランテーションCで行われた。1オーバー26位タイでスタートした宮里（美）は、7バーディ、2ボギーと攻撃的なプレーで5アンダー67をマーク。通算4アンダーとし、首位のブリタニー・ラング（米）に3打差の6位タイにつけた。

　トップに立った23歳のラングは、287ヤードの5番（パー4）でティーショットを直接グリーンに乗せるビッグドライブを放ち、まずは最初のバーディ。6番、13番のパー5では、いずれも2オンしてバーディと、飛距離を生かしたプレーで3アンダー69。これで、同世代のライバル、モーガン・プレセル（米）、ポーラ・クリーマー（米）に1打差ながらトーナメントリーダーに。「今年の目標は、チャンスがある限り優勝圏内にいること」と声を弾ませた。

　一方、今大会が今季初戦のロレーナ・オチョア（メキシコ）は、3アンダー69でラウンドし、宮里（美）と並ぶ通算4アンダー6位タイ。逆転には絶好の位置をキープしている。「あと2日ある。もっといいスコアを出さないと」と気合を入れなおす。

　オフの間に婚約を発表したため、それについて聞かれると「いい気分です。幸せ。ゴルフコースの中と外の生活のどちらも存分に楽しんでいると思う。結婚まではあと1年あるけど、人生の次の部分を迎えるのはとても楽しみ」と、頬を染めて幸せそうに語った。

　他日本勢は、宮里藍が2アンダー70で回り、通算3アンダー11位タイ。大山志保は通算3オーバー42位タイ。