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肩甲骨をほぐせば飛距離も伸びる!いいスイングをするためにも念入りにストレッチを 堀川未来夢

2022年6月23日(木)午後2:05

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 ラウンドの前の練習の一つとして欠かせないストレッチ。最近は、アマチュアゴルファーの皆さんもやっているようですが、我々プロに比べてまだまだ足りていないというのが正直な印象です。いいスイングをするためにも、念入りにやるようにしてください。

 さて、そのストレッチの内容ですが、私が重点を置いているのは、肩甲骨と股関節周りです。極端な話、この2カ所さえやっておけば、スイングのパフォーマンスは出せると思っています。

 特にアマチュアゴルファーにしっかりやってほしいのは、肩甲骨のストレッチ。というのも、肩甲骨の可動域が狭くなると、テークバックしたときに右ヒジが後方を向くような形になってスムーズに切り返せなくなるからです。

 一方、肩甲骨の可動域を広げておけば、トップでは右ヒジが下を向く正しい形になり、スムーズにダウンスイングが行えるようになります。

 私がよくやるメニューは次の通りです。

●手を肩のラインに上げて前に回したり、後ろに回したりする(写真①)

写真①


●両ヒジを胸の前でつけ、手のひらを自分のほうに向け、両ヒジを上下させる

●頭の後ろでヒジを抱えて左右に傾ける。できればヒジが逆サイドの肩甲骨に当たるぐらいほぐす(写真②)。

写真②

●背中で手を組んで上下させる

 この4つのメニューは、ラウンドや練習前だけでなく、暇さえあればやるようにしています。

●写真③のように右手でグリップを持ってヒジを体のほうに折り(ボールを投げるときの形)、左手でクラブの真ん中あたりを持って上腕の下にあてがい、左手でクラブを押し上げるようにしてテンションをかける。

写真③

 これをやっていればテークバックを上げたとき、右ヒジを畳みやすくなります。右手だけでなく左手もしっかりやっておきましょう。

堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)
1992年12月16日、神奈川県生まれ。4歳からゴルフを始めたが、中学時代はソフトテニス部に所属。高校からゴルフを再開し、日本大学に進んで腕を磨き、2014年にプロ転向。15年に初シードを獲得。19年、日本ゴルフツアー選手権を制しツアー初優勝をメジャーで飾った。21年にはカシオワールドオープンで完全優勝によるツアー2勝目を挙げた。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/6/17 発売号より転載)
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