残すところあと1ラウンド。大山志保は4位、アマチュアの宮里美香も11位の好位置で最終日を迎える。

　フロリダ州デイトナビーチのLPGAインターナショナル、チャンピオンズC＆レジェンズCで現地時間6日に行われた、米女子ツアーのファイナル・クォリファイング・トーナメント（QT）第4ラウンド。2位スタートの大山は出だし3ホール連続バーディで波に乗るかと思われたが、あとが続かず3バーディ、2ボギーの1アンダー71止まり。通算12アンダーは首位と3打差の単独4位に後退した。

「良いスタートだったんですけどね。ショットはすごく良かったのにパットが入らず後半は苦労しました」と大山。それでもトップ合格の可能性はまだ残っており、本人も「強い選手が沢山居るけれど、ここを1番で通過出来たらうれしい。少なくても首位争いが出来るポジションに居るので、（トップ合格の）チャンスはあると思う」と前向きに語った。

　その他の日本勢は宮里がこの日4アンダー68の好スコアをマークし、通算8アンダーで単独11位につけている。佐伯三貴はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算イーブンパー50位タイに低迷中。来季のツアーフル出場権を確保するには今大会でトップ20に入らなければならず、佐伯にとっては苦しい状況が続いている。

　首位はすでに米女子ツアーデビューを飾り、全米女子オープン他で優勝争いを演じたステイシー・ルイス（米）で通算15アンダー。ルイスは「ここに私は勝ちに来ている！」とトップ合格に並々ならぬ意欲を見せている。1打差の2位からスタンフォード大学に在学中の元祖・天才少女ミッシェル・ウィー（米）が追い、通算13アンダー3位に欧州女子ツアーなどで活躍中のエイミー・ヤン（韓）がつける展開。