現地時間3日に開幕するLPGAファイナル・クォリファイイング・トーナメント（QT／フロリダ州デイトナビーチ、LPGAインターナショナル、チャンピオンズ＆レジェンズC）にミッシェル・ウィー（米）が参戦する。

　4歳からゴルフを始めたウィーは、2004年の米男子ツアー、ソニー・オープン・イン・ハワイの予選ラウンドを72-68でホールアウト。予選通過にはあと一歩及ばなかったが、周囲の注目と期待を集めた。

　その後16歳になる直前にプロ転向を宣言し、ツアーカードを取得しないまま主催者推薦や実績などで試合に出場していたが、07年からスランプに陥った。現在はスタンフォード大に通うかたわら練習に励み、今季のLPGAステート・ファーム・クラシックで予選を突破するなど、復調の兆しを見せている。

　そんな日々を送るうち、ウィーもすでに19歳。推薦で出場した試合でシード権を得ようと必死で頑張ったが、残念ながら及ばず。当初は見向きもしなかったQT受験に踏ん切りをつけ、ファイナルにコマを進めている。かつて天才少女と呼ばれたウィーが、試行錯誤の末に選んだ地道な道。だが、ここから踏み出す第一歩が今後を左右するだけに、成り行きを見守りたい。

　またウィーの他には、06年国内ツアー賞金女王の大山志保やすでに米ツアーで実力を発揮しているステイシー・ルイス（米）ら140名が来季のツアーカード獲得を目指す。